大好きな歌を小説にしてみました!
ダーク過ぎるから嫌な人は見ないでね
暖かい目で見てください…ww
ナハトムジーク
一人の時、ボーッとしてる時、机と睨みっこしてる時、家に帰ってきた時、色んな場面で必ず何かしら考え込むようになった私。
考え込むようになったのは本当最近のことで、そうなってしまってから悩みが沢山出来るようになった。
ふとした時に胸の痛みが全身に走ること、嫌な空気が喉を伝って聲にならないことだ。
でも、この二つ以外ににもっと身体に影響を与えたのが、私が慎重型になってしまったことだ。 慎重型になってしまったせいで一人の時はいつのも倍深く底に堕落してしまう。
私の部屋が明るかったはずが気が付くと一瞬で私の部屋は月の弱い光で照らされ夜の帷に呑まれていた。
こんな風になってしまったが、私は常に優しくいたくて素直でも在りたいだけなのに私は自分の人生をヘタクソに生きている。
余りにもヘタクソ過ぎて自分を殺したくなるほど自分が憎い。
こういう人間は駄目でもいい?弱くていい?と誰かに問い掛けたいぐらい。 そしたらどんな言葉を呉れるかな。
抱きしめて、幾通りいつも通り強く酷く。
触れ合えばわかるから…
私は愛されたいだけなのにいつも通り、間違いばかりの今日をまず愛そうかな。
嗚呼、なんて酷い理想だんだろう…。
高い理想を求めても誰もしてくれやしないし満たしてくれもしない、そう理想を抱きながらタオルを狂おしく頬を擦り寄せて好きな曲の一部を軽く唄う。
私は暗闇の中にポツンといるだけなのに月の弱くて小さな光が傷跡に染みた。
いつもはそんなことは無いのにとまた考え込む。
考え込んだから矛盾している言葉や悩みがちらほら出てくる瞬間が一番大っ嫌い。
だって、こうしている時が一番嫌になったり逃げ出したくなったり全部投げ出したくなってどうでもよくなっちゃうから。
でも。誰かが言っていた。
「矛盾こそ生き抜く為の美だ」と。
この言葉一つで私はどれだけ救われてきたか…。
これまで頑張って毎日を生きて、しんどくても我慢して、たまに自分に甘くして褒めてあげたりした。 それでも不思議な気持ちの靄は一生消えてくれない。 分かりそうで辿り着けない、遠くが霞んで見えているのにここに辿り着く道が見当たらない感覚。どうして…?
だから、身の回りの人や友達に言いたい。
私を抱きしめてあげて、虚ろむな日々でもずっと。
私が乱した呼吸を整えて…ほら。 という本音を。
少し上から目線だけど。
「愛されたいは報われるかな…?」
そう暗闇の中、一人で呟くと少し部屋中に響いた。
友達の手を取って微弱な風に揺られながら私の本音を明かしたいけど、本音を言って嫌われくない。
いっその事、諦めて無茶苦茶過ぎるこの世界を愛そうかな。
そうした方が滅茶苦茶な自分も愛せると思うしこっちの方がマシだろうと思ってしまった。
ずっとごちゃごちゃと深く考えていたからさっきまで何も聴こえなかったのに音楽が聴こえてきた。
正直、夜なのに煩いなと思ってしまう。
空耳なのすら分からないが、どこからか凄い透き通っている綺麗な歌声とギターの音が聴こえて耳に入ってくるのが分かる。
塵みたいなもんでしょう
勝手に積んできたんでしょう?
いつの日か崩れてても誰のせいでもないよ
歩くのが疲れたの?
むしろ正常でしょう?
全て無駄に思えても君は正しいんだよ
「研ぎ澄まして」
気づいたら視界はボヤけていてまた狂おしく頬をタオルに擦り寄っていた。
私だけしかいないのに何故か恥ずかしく思えてきた。
完全に無意識だった。
まぁ、どうでもいい事は置いといて、夜に聴く唄は余計響く。
また、余計に承認欲求が湧く。
誰かを抱きしめたい。抱きしめられたい。
幾通り。そしていつも通り。強く強く柔く。
この気持ちが確かなものじゃ無いまま触れ合ったら私たちの釦はズレてしまうが私は愛したい。
最期まで信じたい。
また、酷い理想をするのは流石に虚しい気持ちに包まれるがこの酷い理想をいつか現実で叶えたいと思えた。
さっき誰かの唄で分かったことが一つある。
人間は見事にまた間違えて履き違えていくから誰もが不器用で人生が矛盾してヘタクソになってしまうんだと。
私だけじゃないってこと。
考え込むのは決して無駄じゃなくそれも自分の一部だから正しいんだよと色々込めた唄のだろう。
教えてくれた。このちょっとした唄が。
だから、私はこの先も愛しいボンクラでいようかと思った。
世の中は不公平でも不平等でもない。
等しい私たち。
そう思えて来たら、暗闇で包まれた部屋が明るくなったように見えては、ずっと靄かかってた不思議な気持ちは何処かへ消えて往った。
少し経ってから、窓の方に目を向けた。
そこには、今までに見たこともない景色が広がっていた。生きてきた中でとても美しい空だった。
コメント
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いつも作品読ませていただいてます!いつも作品作るの上手ですね!