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写真と氷菓

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写真と氷菓

3 - 違いますように

♥

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2025年01月07日

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🌸side



🌸「んぁ〜っ(机 伸)」

🦈「🌸くんお疲れ?(笑)」



もうすっかり入り浸ってしまうようになった第二理科室。

👑はバイト、🍍は他の友達との先約があって即帰宅、📢と🍵は部活で、今日は🦈と2人きりだ。



🌸「勉強しないとやばいなぁ…。」

🦈「🌸くんでも勉強やばい時とかあるんだ!?」



🦈は毎回赤点ギリギリで回避してるイメージ、と喉元まで出かけたが飲み込んだ。



🌸「英語がなぁ…日本人なんだから日常で使わないよっ(不貞腐)」

🦈「分かるぅ~!でも🦈教えてあげれないや☆(笑)」



🦈に教えてもらおうなんて1mmも思ってなかったから別にいいけど、なんて本人に言ったらきっと頭をポカポカ殴られる。

さほど痛くは無いが。



🌸「単語はわかるんだけどな〜、(悩)」

🦈「英語なら👑くんだね!」

🌸「👑、?」



あんまり得意なイメージは無いけど、…。



🦈「中学のころ、イギリス、?に短期留学行ってて英語ぺらぺらになったらしいよ〜!」

🌸「へぇ、初耳(驚)」

🦈「明日は確かバイト入ってないって言ってたから聞いてみたら?」

🌸「🦈にしてはいい情報持ってんじゃん!助かる!」

🦈「えぇ!?言い方〜!!!」



👑に教えてもらう、か…。

なんだか、ほんのちょっぴりだけ、楽しみ。


早く明日にならないかな、








👑side




🌸「うぅ〜…👑ぉ、分かんないよ〜(泣真似)」

👑「よく今まで学年上位とってきたな…」


🌸🌸から英語を教えて欲しい、と言われた時は驚いたがいざやってみるとなかなかやばい。



🌸「テスト終わったら全部抜けてっちゃうんだもん、…」

👑「基本がぐちゃぐちゃになっとるよ、!」

📢「ん、みせてみ…お前これ俺よりやばくね?(笑)」

🌸「📢よりやばいの!?(絶望)」



テスト範囲の基本文を暗記してそこから法則見つけてなんとかやってきたんだろうな、っていうのがすぐ分かる。


記憶力がそこそこあるからやってのける技なんだろうけど…。



🌸「助けてぇ…(泣真似)」

👑「まず基本から教えるね、?(焦)」



今日は🍍っちゃんは補習でいなくて🦈ちゃんは珍しく部活に行っていて、🍵くんは部活のコンクールで忙しいらしく、🌸🌸と📢くんしか居ない。


ただ、📢くんは途中で部屋を出ていったり、漫画を読んだり、スマホを弄ったりしていたのであんまり話しかけてこなかった。


勉強の邪魔をしないよう配慮してくれていたのだろう。



🌸「👑っ!!どうどう??(目輝)」

👑「ん~…っ🌸🌸!!!!」

🌸「…(どきどき)」

👑「全問正解だよ〜!!!すごいすごい!(頭撫)」

🌸「ぇ…ぁりがと、!(照)」



🌸🌸は英語の知識がばらばらになってしまっていただけで、点と点を線で繋いであげれば、あっという間に理解してくれた。



📢「よく一日でここまで持ち直したな…(笑)」

👑「すごいよね!(笑顔)」



少し離れて漫画を読んでいた📢くんも近づいてきて🌸🌸のワークを見ている。



🌸「ありがとうっ、ありがとう👑!!」

👑「おれあんま何もしてないけど…(苦笑)」

📢「👑にしては説明上手くて感心してた。」

👑「おれにしてはってなに!!」

📢「そういうとこ(笑)」



🌸🌸は満足そうにワークを見たあと、鞄にしまった。



🌸「…今からでもどこかに…ってもうこんな時間か。」

📢「だいぶ長いことやってたからな、さっさと帰るぞ。」

👑「うん!」



📢くんも読んでいた漫画をしまいだした。


おれも筆箱を鞄にしまおう、と思って手を伸ばすと、🌸🌸と手がぶつかった。



🌸「ぁ、ごめん、…」

👑「うぇ、!?いやそんな、大丈夫だよ!」



思っていたよりもすごく深刻そうに謝ってくれた🌸🌸に少しびっくりした。


きっとおれが忘れてると思って、とってくれようとしただけなのに。



👑「っよし、!おれもう帰れる!」

🌸「俺も、」

📢「んじゃ出るぞー」



夏が近づいているせいか、だいぶ遅い時間なのに、まだ空は明るかった。







🌸side



📢「んじゃ俺こっちだから、またな(手振)」

👑「気をつけてね〜!また明日!」

🌸「ばいばーい!!(手振)」



帰り道、📢とは別れて👑と二人きり。


なんだかすごく緊張してます。



👑「🌸🌸と通学路で2人きりになるのってあの日以来やね」

🌸「あんな前か…」



👑と友達になった日。


忘れもしない、あの日のこと。



👑「ねぇ、ちょっと聞きたいことがあるんやけど…」

🌸「ん、?」



👑が遠慮がちにこちらを見る。


少し身構えてしまった。

だけどすぐにいつも通りの雰囲気をつくる。



👑「🌸🌸ってなんで友達を作ろうとせんかったんかなって…」

🌸「…」



そのことかぁ…。


あんまり聞かれたくないし、言いたくもない。

無駄に心配させちゃうから。


何より、離れたくない。



🌸「…昔、仲良かった子に裏切られて、すごく辛かったことがあって、…それからはあんまり人と関わらないようにしてたの。」



嘘だけど嘘じゃない。


俺がまだ、《アイス》という立場を正しく理解していない時は友達も沢山いた。


だけど、《アイス》ってことがバレてからはみんな、気を使ってか、気味悪がってか、遠ざかっていった。


別にそこまで辛くはなかったけれど、すごく記憶に残っている。



👑「…そう、やったんや。ごめん、こんなこと聞いて。」

🌸「いや、気になるだろうし大丈夫、!」



結局俺は嘘ついてるし。


👑にだけは言えない。

俺が《アイス》だなんてこと。


…👑が、《ジュース》じゃなかったらいいなぁ…。











短くてすみませんっ…


next  ♡×200






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コメント

4

ユーザー

口角が下がりません助けてくださいwww はぁぁー可愛い、、、 🌸くんのこのせつない感じが···神っすねー 👑くんのあんまり恋に気づいてないのがまた、、(◜¬◝ )

ユーザー

最初の 水くんと桃くんしかいない 教室 、想像しただけで 尊すぎてやばかったです( 語彙力 紫くんより 英語ヤバいって言われて 絶望してる桃くん可愛すぎました 笑🫶🏻´- 勉強終わったあと 桃くんの 頭撫でてる黄くんも可愛かったです ! あと !!全然短くないです 🥹 続きも無理しない程度で頑張ってください ! 応援してます 📣゙

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