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午前5時
鳴り響く目覚まし時計の音と玄関のチャイム
私の人生史上最悪の目覚めである
あぁ……そうか、私今日から社会人か……
気怠げな髪を整え朝食を食らう
この世界は本当に狂っている
こんな若い私に働けと言うもんだから
一応言っておくが私は元々この世界の住人ではない、元々は日本という国で過ごしていた自称小説家の女子中学生である
まぁ小説家と言ってもスマホアプリで書くくらいだが……
……いけない、話が逸れてしまった、
今の私は16歳の社会人だ
遅れてしまっては上司に怒られる所では無い…
そう自覚しながら未だ私は朝飯を食らっている
そうモタモタ食っていると玄関が勢い良く開く
「遅い……!!」
社員寮だからかな、それでも、人の部屋を、勝手に開けるのは、どうなのかな、
空いた扉の前に仁王立ちしている彼女はそう文句を言ってくる
怖い()
『ネクタイがどっか行った』
私の口から咄嗟に出てきた言い訳
「ネクタイはもう着いてるでしょ!?」
…ごめんな、私今頭が回ってないんだ
「良いから早く行くわよ!!」
『あ〜……私のカツサンドを奪うんでない〜』
「カツサンドなら何時でも食べれるでしょ!」
な訳ねぇだろ朝飯だからいいんだよ
「良いから行くよ!」
『あ〜』