「でな〜俺の元いた世界では〜…」
「チィ〜?」
終わる事を知らない軽快な声が静かな森に響いている
どうやらクライン大陸へ来る前のエイトがいた世界の事について白い小動物へ教えているようだった、それを子守唄に聞いているのが聞いていないのか分からない表情で心地よいシーツに体を沈めている
「しかし…ケシーが向こうの世界にいたらきっととんでもないぐらいモテたろうなぁ〜俺だったら絶対狙ってたと思う」
「うん」
満足そうな声で相槌をうつ、トパはというとその世界の食べ物が気になったらしくどういう味かを想像しながら目を輝かせているエイトも懐かしさに浸っているのかとても楽しそうに口を動かす
「あっちの世界特有の独特なプレイとかもあったし、ポリネシアンセックスとかやりたかったな」
「…なにそれ」
少し驚いたがここで説明をしないのも少し惜しいのでポリネシアンセックスの説明を始める、説明によると数日かけゆっくりと行為を始め心と体のつながりを感じられるセックス
「…って事なんだけど…」
興味自体はあったものの性欲の強いエイトには少し欠点があった、それは「我慢できる自信がない!」なんてことを心で叫び、しばしの沈黙を作ってしまう
「やる、エイトもしばらくは家にいれるんでしょ?」
「え?」
時間に余裕はあるものの毎日種漬けの日々を期待していたエイトには欲の余裕がなかっただがそれを知られるのはしばし男としてのプライドが崩れるというもの
「いやでも、4日間は挿れたらダメなんだぞ?ケシーが耐えれるのか?」
「エイトは我慢出来る自信ないの?」
「ッ、出来るけど…!良いよそこまで言うならやってやるって!!途中で我慢できなくなったなんて言わせないからな!!」
わなわなとエイトはやらない言い訳をし始めるが挑発的なケシーの言葉に負けず嫌いが出てしまい思わず乗ってしまった、これからケシーとエイトのポリネシアンセックス否、我慢大会が始まるのであった
1日目_____
「で、どうやるの」
やり方を詳しく説明されたわけでは無いのでどうしたらやり方が分からずエイトをキングサイズのベッドへと横にさせ顔を近づける
「ストップ!1日目はそういうのはナシ!相手に触れるのは禁止、もちろんキスもだ」
ケシーの時が少し止まる、いつも当たり前のスキンシップのように交わしているキスが禁止というだけでも相当だが触るのもダメとなるとどうすればと眉間にシワをよせていた
「お互いに服を脱いで相手の体を観察して褒め合ったりするんだよあとは終わったらハグして終わり」
「分かった」
渋々了承したようでゆっくりと立ち上がり服を脱ぎ始めた、段々と露出されてゆく鍛え上げられた筋肉に見とれているとハッとしたようにエイトもそそくさと脱ぎ布団の上へと向き合い少し距離を置いて座る
「体格よし、顔よし、筋肉よしって…何回見ても飽きない、ずるいだろこんなの」
触りたい触られたいという儚い期待を胸に立派な体に見惚れるいつも見ていたつもりだがこうもまじまじと見ると興奮が面に出てしまいそうで少し下へ目線をずらす
「まだ勃ってないのにおっきいな…」
凶器にも似たソレが視界に入ってしまい相手を誘うような言葉を吐いてしまった、これより大きいものを穴にねじ込まれているのだと思うと後がうずいてしまう
「なぁ、俺だけずっと言ってるのずるくないか?ケシーも少しは…」
「細いわりに肉付きも程よくてエイトはエッチだね」
見られているだけと言うのにその言葉で興奮は一気に跳ね上がり思わず腕を使って体を隠してしまう半勃ちしてしまったようで本当にこのまま終われるのかという疑問があった
「そ、それは…どうも」
羞恥心に溺れているのを見てケシーも興奮を隠しきれていない様子だった、互いに見つめ合い30分が過ぎた頃
「最後にハグするんだっけ」
おいでと言う合図として腕を広げその中呼吸を少し荒くしたまますっぽりとハマり自分も背中に手を回す
「我慢ならないんだろ体火照ってるぞ」
「エイトも体あつい」
「しょうがないだろ…じゃぁ1日目これで終わりだから」
「うん…」
もどかしい空気が流れる中このまま最後までヤッてしまいたい気持ちを抑えもう一度服を着直しこの状態で寝れるかよ…と思いつつ寝る体勢へ入った、
2日目_____
1日目と同じ手順で互いに向かい合い甘い時間を楽しむ
「性感帯にはまだ触ったらだめ、だけど…キスはしていいから」
「舌は…」
「まだだめ」
自分の欲を耐えゆっくりと頬へ手を寄せると頭を寄せてスリスリと誘われるように手首を優しく握られる、そのまま吸い寄せられるかのようにゆっくりとキスをした
「ンっ…」
そのままゆっくりと首元へと降りて行きチュッチュッと音を立てながら素肌の感覚を感じている
「まだここは触ったらダメなんでしょ」
「ッ、そうだけど…それ…だめぇっだから」
乳首には触れず弾力を確かめるかのように周りに指で円をなぞられエイトの体がビクビクとはねてしまう
「性感帯がだめならエイトは何処を触っても駄目だね、悪い子」
「ケシーの触り方がエッチだから…」
体中にキスを落としながら昨日の分を埋めるかのように体中の性器以外に触れ合う、浅い刺激が続き体が快楽を拾いやすくなる
ナカが切なくなり触れられていないはずの場所に熱が集まってしまう
「ハッ、フ…ん…けしぃ、」
「動かないで触りにくい」
これだけの事で完全に興奮しきってしまったエイトはケシーを誘うような声で引き寄せるが一度やると言ったら後には引かないためエイトの願いは無事打ち砕かれた
「ケシー…2日で終わらせても良いんだぞ?スローセックスってものあって…」
「だめ」
「だよなぁ…」
きっぱりと断られてしまい後3日もこの焦らしプレイに耐えなくてはならないのかと複雑な気持ちになりながら2日目を終えた
コメント
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oh…これはよい