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愛して。

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愛して。

1 - 第1話にきしろ

♥

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2024年07月10日

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「 に、 っきぃ、 ♡♡、 すき、 好き、?」

「 ちょっと煩い 。」

「 ごぇ、゛っ、 なさぁ、 ♡」

「 はぁ、 … 、 」

そんな面倒くさそうなかおしんといてよ、

俺ら恋人ちゃうん、?なぁ、

セフ みたいに扱わんといて、 浮気には目、瞑っとるんよ、? なんで、 ニキ、

  ニキは 、

俺の事そんなに 好きやないと思う。

分かってても 、 わかってたとしても。

離れられないから。

また夜出ていく ニキの背中を 、引き止めることさえ出来ず 、涙を零す。 都合のいい奴と化した俺は、付き合ったことに少し後悔を持っていた。 付き合う前の方が大切にしてくれたし、優しかった。なんでなんだろう。

どうしてこんな優しくなくなったんやろ。

俺悪いことしたんかな、 嫌いなんかな。そんなネガティブな感情をぐるぐると回して。こう思っているからこそ、かな。別れたい。もう無理かもしれない。 俺とニキは、相棒だった。  [相棒の上]が無理だっただけ。

無理だっただけ。 無理だった。 ねぇニキ。

俺の事嫌い? なんて 言葉を 永遠と飲み込み続ける。どうして ? どうして、 俺はこんなに好きなんよ、俺は、俺はずっと。

相棒 の 頃から好きやった。 そんで、告白して 泣いて喜んだやん。にき。あの涙なんだったん?  嘘だったん、? ならさ、夢見せんといてよ。 ニキ。   にき、 なんで、  

「  にき、 なんで   、?」

  「  は? 何が?   」

「    なんでもない、 ごめん、 」

 「   言いたいことあんなら言えよ  」

 「  別れよ     、 」

 「   は、? なん、なんで  、 」

なんでそんな顔するん。 にき。俺の事嫌いなんやろ?俺もう限界なんよ。 お前が思っている以上に お前は俺に きつく当たっとったよ。 愛してた。いや愛してる。

なんてことを考えていると、 自然と涙が溢れ続ける。 久しぶりに見せた俺の弱いところに ニキは 目を丸くし 俺の涙を拭う。

「 今更やん、 優しくすんなよ、っ、、」

 「   ぼびー、ごめん、ね   」

申し訳なさそうに 眉を下げるにきを、忽然と イケメンだと思った。 僕とぼびーは、運命やって。 そう言ってくれた時の顔をしていた。 その顔に、 俺はまた 、 心臓が早くなる。 いつもの死にたさじゃない。 喜んどる。 なんでだろう。

「 にき  好き 、すき  ?  」

「  裕太   好き。  好き、  」

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