ご本人様とは関係ありません。
キャラ崩壊⚠️
二次創作
沖田)はぁ、ねむ…
沖田は今、夜の見廻り中である。
「攘夷浪士達は昼夜問わず江戸を狙っている。夜の見廻りも気を抜くんじゃねぇぞ」
俺が嫌いなマヨラーの言葉である。
まぁどうせ、夜に屯所にいても書類整理をさせられるだけだし、適当に江戸をほっつき歩いている方が楽か…。
と、そんな気楽なことを考えている時だった。
沖田)…!
後ろに嫌な気配が……
沖田)_スパッ_
浪士)う‘‘ ぁ、!
したと同時に沖田の剣は男の胸の辺りを貫いていた。
沖田)こんな夜に攘夷活動なんかするからこんなことになるですぜぃ、
そこで、大人しく寝てな…
浪士)く ッ…
成人間近にしては厨二臭いセリフを吐き捨て、その場を去ろうとする。
浪士)ッッだま、れ ッ ッ ッ‘、!!
沖田)?!
プシゅゅゅゅゅゅゅゅぅぅぅぅぅぅ_
沖田)!…やべ…これって…
シャキッ_
沖田)ッ‘‘…!
毒ガスがまう中、死に際の浪士が投げた刀が沖田の腰の辺りをかすめる。
早く止血を、…いや、その前にこの毒ガスをどうにかしなければ…
珍しく混乱する沖田の前で、一人の浪士が息を引き取った。
沖田)は ぁ…はぁ…ッ、くっそ……
死にもの狂いで現場を後にし、沖田は誰もいない公園に来ていた。
咄嗟の判断で口を塞いだことにより、おそらく毒ガスは吸っていない。
だが、浪士にやられた腰辺りの傷から毒が体の中へ入ってしまったようだ。
沖田)早くッ…傷、口…洗わねぇと…
バタッ__
沖田)ッ…はぁ、はぁ…ク ぅ‘‘…
しかし、おそらく毒が蔓延してるであろう体では、もうすでに歩くことすらままならなかった。
傷の痛みに加え、吐き気や意識の混濁…
あぁ…もうダメかも_
薄れゆく意識の中、打たれ弱い沖田は諦めモードに入る。
人気のない夜の公園。
こんな場所にくるようなアホなんているわけ…
神楽)サド……?!
沖田)ぁ…
いた_。
神楽)…寝れないアル……
現在時刻23:30。
一人の少女がそうぽつりと呟き、玄関を出る。
神楽)姉御のところでもいこうカナ…
まだまだ未成年である神楽だが、誰よりも江戸の夜を知っている。まぁ、彼女が働く職場は、万事屋だから…。パジャマ姿のまま、キャバ嬢として働く新八の姉、お妙の所へ向かう。
その前に、
神楽)公園行くネ!!
誰もいないから、私だけのものアルヨ!
とまぁ傲慢な理由から夜の公園へと向かう。
誰もいない公園。この時間なら、滑り台もブランコもすべて独り占めできる!
はずだった…
あの門を曲がると公園に…
ん…?
門を曲がったところで異変を感じる。
と、同時に、公園の入り口付近で人が倒れていることに気が付く。
神楽)…!!
神楽は江戸のことならなんでも知っている(自称)。
緋色の髪に見慣れた黒いスーツ、腰にさしてある立派な真剣。
神楽)サド……?!
タ ッタ ッタ ッ _
神楽)サド!サド!!
おい!しっかりしろヨ!!
沖田)は ぁ、…う‘‘グッ、ハ ァハ ァ、…
神楽)ッ…聞こえて、ないネ…
腰辺りに切り傷、出血がひどい。でも、意識が朦朧とするほどの傷とは言い難い。
一体、彼の身に何が起こったのか…
沖田)ぅ‘‘、…毒ッ、が…
神楽)毒…??
??)あ、神楽ちゃんいたいた!
も〜、いきなり出て行ったって銀さんが…ぇ
新八)沖田さん?!?!
神楽)しんぱち!
新八)神楽ちゃん!これは一体…!
神楽)私にも、分からないネ…
ここ通ったら、こいつが倒れてて…
新八)っ…
沖田さん!沖田さん聞こえますか!!
沖田)ッ、…はぁ、はぁ…
新八)…とりあえず、傷の手当てを…
神楽)どく…
新八)ぇ…?
神楽)新八!こいつさっき「毒が」どうたらかんたらって言ってたネ!
新八)毒…だから、意識の混濁…
と、とにかく何か布で止血して、万事屋へ運ぼう!
神楽ちゃん!!
神楽)…分かったネ…!
神楽)ギュッ__(止血中)
沖田)ぅ‘‘、…グッ、…
神楽)……
こんなこいつ初めて見たネ…
なんか、か弱い子どもみたい…
そう心の中で呟く神楽は、
沖田を背負う新八の後ろを着いていき、
万事屋へと帰って行った。
つづく__
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