北斗side.
「…は?」
大我は、記憶をなくした…?
「…!」
もしかして、
「あの、看板が落ちた時に…」
『…そうです』
「!」
『京本さんは、事故のことを思い出すとパニックを起こしてしまいます』
『なので、これから彼と関わっていくのなら…』
『もう、昔の話はしないようにお願いします』
「っ…!!」
俺の1番大切な記憶は、無かったことにしないと彼と関われない…
信じたくないよ、そんなこと。
「…」
目に涙を浮かべてしまう俺を、申し訳なさそうな表情でみるお医者さん。
だけど、その口からは
「冗談だよ」なんて言葉は決して出てこないんだ…
コメント
4件
昔の事言えないとか悲しすぎるけど、確かにパニックになっちゃうのがわかるからどっちにも共感できちゃうのよねぇ...
うわぁ 、 悲しい 、 、🥲🥲 昔話が出来ないとか 、 、