“今日を”これまで長く感じたのは初めてだと思う。
私はキミの言葉の意味を
「カゲ、あのね…」
「私は、寿命が短いんだけど、カンナちゃんを救うまでは、闘いに加わっていたいって思ってるの、」
「…っ、あぁ、」
「その闘いを終えてまだ生きていたらカゲの彼女にして欲しい。」
「!」
「カゲのことは恋愛的に、好き…なんだと思う。」
「だからこそ、カゲとの時間を彼女として過ごしたいの。」
「でも今の私はカゲの彼女になる資格がないと思うの、だから…」
「今、この闘いが終わったら、私を彼女にしてくれませんか?」
「…」
「それは、俺や、ヒサがこの闘いで…死ん、だら無理、だよな?」
「そうなるからこそ、カゲとの未来を見たいから頑張るの!」
「…」
「じゃあ、」
「?」
「前借りを、」
「え、⁈///」
「な、何を⁈///」
(ギュッ)
「‼︎」
「…絶対、生き残れよ…」
「‼︎うん!」
「ん、」
「?」
「手、繋いで帰ろーぜ」
「うん!」
キミの横顔は
どんなものよりも
とても、とても綺麗に見えた。
(電車に乗る)
(電車降りる)
もう目と鼻の先に彼此屋がある。
これからクリスマスパーティーだ。今年はヨーメイも居る。
楽しみ、な筈なのに
「もう少し…(ボソッ)」
「へ?」
「、もう少し…2人で居たいって、言ったんだよ」
「‼︎///」
「わ、たしも!カゲともう少し、居たい!」
「あの〜」
『⁈』
「申し上げ難いのですが!お店の前でイチャコラしないでください‼︎」
「あぁ‼︎ごめんねヨーメイちゃん!」
「テメー‼︎いつからいたんだよ!」
「2人が帰ってくる前からいましたけど、」
「ていうかイチャコラしてたことは否定しないんですね、」
「…」
「まぁ、ね?」
「、まぁ」
「もしかして…‼︎」
「付き合い始めたとか⁈」
「うーん、違うよね?」
「まぁ、そうだな」
「生きたら、な」
「うん!」
「⁇」
「まぁ、いいです。」
「そんなことより!シディさんとボティス様が中でお2人のことを待っていますよ!」
「うん!」
「あぁ。」
(ヨーメイが先に彼此屋に入る)
「ヒサメ」
「ん?」
「月が綺麗だな。」
「…貴方と見る、月だから。」
キミと
未来を見るために、
一緒に生きよう。
共に歩んで行きたいから。
「月が綺麗だな。」
「死んでもいいよ。」
終わり
コメント
4件
誰も嬉しくないだろうけど…(ストーリーの続き書いても)
この後の闘うストーリーを近々出すので実際終わりではないです! ※この物語とは違う 『闘いの後のミライ』 というストーリーで出します!