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「教えてあげよう。天国界の仕組みについて・・・」
「まず、人は生まれながらに命を無償で与えられている。
そして『死ぬ』ということは、その命を売る、ということだ。
命は人間界に居る為のパスポートみたいなものだから、当然それが無くなると人間界には居られなくなる。
だから、天国界で働いてお金を貯め、命を買い戻して人間界に戻る、という訳さ。」
「なるほど~。ちなみにその命っていくらぐらいですか・・・?」
「平均2.5億円くらいだね。人間界で悪行をした人ほど金額が高くなるよ。
ギ〇ス世界記録は3那由他」
「何、那由他って」
「兆の12個上の単位だ。ゼロは72個ついてる。
でも世界最高記録だからな。そんなに怯えなくていい。」
「ちなみに、時間制限もあって、時間制限を超えると命が闇市に売られるよ。
そしたらもっと高額な金額を払うことになる。」
「ええ・・・龍はどのくらい?」
「俺はあと15年くらいだな。」
「先輩はどのくらいですか?」
「・・・え~?内緒だよ。」
「(小声)あんまり先輩について聞くんじゃねぇ。
多分、自分のことについて話すのがあんまり好きじゃねぇんだ。」
「(小声)わ、わかった・・・」
「取り敢えず一通り回ったけど、恋が働きたいところはあった?」
「う~ん、そうですね~
・・・途中にあったタピオカドリンクのお店とか?」
「じゃあ店長さんに聞いてみよう!」
「すなこんちゃ!すなこでーす!」
「あ、こんにちは・・!」
「有紗さん!また来てくれたんですね!」
「嗚呼、今日はこの子の為に来たのだよ。」
「恋って言います!よろしくお願いします!」
「この子、此処で働きたいらしいのだけれど」
「全然おっけーだよ!よろしくね、恋ちゃん!」