ky = 赤 us = 緑
「あの、緑さん…」
後輩の作成した資料の最終確認に没頭して
肩を叩かれるまで自分が呼ばれていることに気がつかなかった。
「はい」
コーヒーを片手に首だけ動かし目を合わせる。
「昨日はお仕事のアドバイスありがとうございました。」
にこりと微笑み、ぐっと俺に近づき呟く。
「その、もし良ければ一緒にご飯でも…」
「結構です」
「え、待ってくださ…!」
さっと席を立ち無くなったコーヒー缶を持ち踵を返した。
ピッ…カシャンッ……
「またコーヒー?」
今日はやけに声をかけられるな…いや、こいつはいつもか
「目が覚めるから」
「お前さーもうちょっと女の子たちに優しくできなの?笑顔でいるとか。」
「仕事と関係してる事に関してはちゃんと優しく対応してるよ」
「…てかお前が笑ってるところ見たことないな。」
「見なくていいよそんなの」
「笑ったことあるの?」
「…さぁね、ほら仕事に戻るよ」
「ねぇねぇ、緑先輩ってさ…」
「かっこいいよねぇ、目の保養…」
「そうなんだけど…」
「あーめっちゃ冷たいよね」
くすっと笑い緑に目線を移す。
「そうなの…!さっきもご飯誘ったのに断られちゃった…」
「先輩って恋人とかいるのかな」
「どうだろう、聞いてもどうせ教えてくれないしなぁ」
「一応聞いてみたら?」
「いや…先輩は仕事と関係してないことは一切話さない」
「なんか不思議な人だね」
「ね、先輩の表情が変わったところみたことないかも」
「あー、たしかに…」
「恋人いたとしたらさ、ちょっとその人可哀想かも」
「冷たくされそうだし、かまってもらえなさそうだもんね」
「うん…それに何より笑顔が見れないってのが恋人からしたら辛いかも…」
「でも」
「ん?」
「そ、それでも…先輩の恋人に私はなりたい!!」
「それだったら私も…!!」
「2人ともうるさいよ」
「あ、ごめんなさい…」
「すみません…」
「…やっと終わった」
「緑先輩」
「…はい」
「今日良ければ…」
「ああ、お気遣いなく」
「え、ま、…」
「…っ、先輩!」
疲れた。
「はぁ…っ」
「……」
早く会いたい。
「ただいま」
「あれ今日早かっ…」
黙って目の前の彼に抱きついた。もう限界だった。
「はぁ、すき…だいすき…」
「…俺も。お疲れ様」
「耳真っ赤」
「いちいち言うな…」
「お風呂沸いてるから入っておいで」
「…疲れたから今はやだ」
「ったくもう…。じゃあリビングでちょっと休憩したら入れよ?」
「はーい」
「んー、赤…」
「はいはい」
「すき…だいすきあいしてる結婚しよ」
「もうしてる」
「もっかいしよ」
「ほんとに限界迎えてるな…本格的に心配になってきた」
ふわふわと撫でられた感覚がする。仕事でだめになった俺をこうやって甘やかしてくれる彼が好きで好きでたまらない。
「すき…」
「俺も、すき。いつもお疲れ様。」
恥ずかしがりながらも俺の思いに答えてくれるところもすき。
「あー、幸せ…」
「にっこにっこだよ、今の緑の顔」
くすくすと笑う彼の声。なんだか心地よかった。
「そんなににこにこ?」
「うん、すっげぇ笑顔。」
「そりゃ自然に笑顔にもなるか…」
「最近帰りが遅いから心配だったんだよ。ちゃんとねれてなさそうだし」
「帰り遅いから浮気かと思った?」
「ううん、緑は絶対しないと思ってるし」
「うんしない。赤以外に興味無い。」
「俺も緑以外に興味無いかな」
「かわいい、結婚しよ」
「いやだからしてるんだって」
「今日はもう早く寝ような。くまもできてる」
「え、全然見てなかった」
俺よりも赤のが俺のことわかってるんだよな。すき。
「だからもう電気消すからね。」
「あれ、今日しないの?」
「変態。おやすみ」
「えー、おやすみ」
「……」
「…緑ねた?」
「起きてるよ」
「…ちゅーして」
「ふふ、かわいい」
「寝れないの?」
「…今日お昼寝しちゃった」
「したいんでしょ」
「…ちがう」
「素直にしたいって言ったらいいのに。まだ難しいか」
「好きって言えるようになっただけ俺偉い」
「最初はそれすら素直に言ってくれなかったもんなぁ。」
困った子だねと笑い彼の頭を撫でる。嬉しそうに恥ずかしそうに、俺の服の袖を掴む。
「仕事の疲れを赤がいっぱい癒してくれたから今度は俺の番かな。」
「…可愛がってくれんの」
「うん、いっぱい可愛がってあげる」
「服、ぬいで」
これが赤だけが知る俺の姿だった。
コメント
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好きです。結婚してください!
(ง ˙o˙)ว フォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!! 𝑺𝒐 𝒄𝒖𝒕𝒆❤𝒯𝒽𝒶𝓃𝓀 𝓎ℴ𝓊 ♡Lᵒᵛᵉᵧₒᵤʚɞ♡⃛ೄ➸♥︎💕︎ (要するに 最高な小説(??))