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続きです！
レコード大賞ミセスが出るまで
これ書きながら見ようと思いまして……
オープニングの涼ちゃん可愛い！
途中のCMの前のやつ？
可愛かった涼ちゃんキョロキョロしてた笑
藤澤涼架と若井滉斗は幼馴染出ある
保育園から大学までずっと一緒に育った
家族ぐるみの付き合いだったため
お互いの家の夕食の時間すら
把握している
若井家の夕飯はいつも十八時に始まる
涼架の両親と兄は医療従事者のため
涼架はひとりで軽めの夕食を
済ませていた
どこか浮かない顔をしていた涼架は
強引に滉斗の手に引かれて
庭へと連れ出される
滉斗は嬉々として
ホースでバケツに水を汲んでいる
客人を邪険にする訳には
行かないので
涼架は嫌々コップに麦茶を注ぐ
縁側に置かれたガラスのコップが2つ並び
あっという間に結露がお盆を濡らした
新品のライターを使い
慣れない手つきで滉斗が
ロウソクに火をつけた
花火にロウソクから火をつけようとするが
その手つきはぎこちない
自分から言い出したのに
手際が悪い気まずさを誤魔化そうと
滉斗はヘラヘラと笑った
💙︰花火ってさ最初のろうそくから火をつけるところがいちばん難しいよな。一回でついちゃえばリレーみたいに、次の花火にうつせるけど
💛︰分かる。小さい頃、みんなで花火した時お父さんも同じこと言ってた
涼架は少しだけ笑った
涼架の表情が緩んだのを目にした滉斗は
いっそう饒舌になる
そうこうしてるうちに
花火に火がついた
滉斗はそれを涼架に手渡し
縁側に腰を掛けて
喋りながら花火をする
💙︰お盆で友達みんな実家に帰ってきてるんだろ？昼にたまたま駅で会ったけど、涼架に会いたがってたぞ。行かなくってよかったのかよ、花火大会。毎年行ってただろ
💛︰別に……滉斗には関係ないじゃん
え？ちょっと待って
レコード大賞？
まじで泣きそう
2年連続？
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