ヘラシギside
相手の服装に変装し潜入する。人数が多いから見分けるのは難しいやろ。
案の定堂々と入口がら入るが止められへんかった。
「レイラを探さな…..」
レイラが居るのは恐らく奥だろう。薄暗く奥まで続く道を奥へ奥へと足を動かす。しばらく歩いていると見つけた。レイラだ。
「ッッッッッ!!!」
写真で見た通りお腹が撃たれていた。
「ふぅーー……..」
溢れ出そうになる殺意を抑えてレイラの後ろ辺りに回り込み無線を押す。ここまでは作戦通り出来ている。
バンッ!っと大きな銃声が今来た道の方から聞こえた。ダーマーさん達だ。すると周りの奴らはMOZUからの襲撃だと騒ぎ出し僕の周りにいた奴はだいたいそっちに行った。作戦通り流石ダーマーさんだ。すると敵から声をかけられた。
敵「おいお前ら2人!!」
ヘ「はい、何でしょう」
敵「俺達は銃声の方に行ってくるからお前はこの娘を連れてもっと奥へ行け」
へ「はい了解致しました」
すると、そこに居た10人くらいの敵は僕ともう1人残してダーマーさん達の方へと向かった。
敵「俺達の方が人数多いし強いのに襲撃してくるなんて馬鹿な奴らだなww」
レ「んー!!んー!!!」
そう煽る敵にレイラが睨みながら否定するように喋れない口で言う。
敵「なんだガキゴラぁ?MOZUなんて雑魚だろ、だって実際こうやってお前は誘拐されてるんだろう?w」
レ「んぅー…..!」
さっき居た10人くらいの敵はもう見えないくらいの所まで行った。そろそろいいだろう。
敵「メンバーも雑魚だろwww」
へ「そっかそっかぁ。そんな雑魚が変装して目の前おんのに気づかへんなんてお前さんの方が雑魚なんとちゃう?」
フードとカツラを取りいつも通りの関西弁でそう語りかける。
敵「お前!!MOZUのヘラシギか!!!」
相手が急いで銃を抜こうとする。それよりも前に僕が相手の眉間に銃を押し付ける。
敵「ヒイィ……!ま、待ってれ!!俺だけでも助けてくれ!」汗
へ「お前だけでも?」
敵「そ、そうだ!俺だけでいい!仲間は好きにして構わん!」汗
へ「仲間が死んでもいいんか?」
敵「当たり前だ!自分が1番可愛いんだよ!なぁ?頼むよ助けてくれ!!」汗
へ「はぁ…..お前らチームとして終わっとんな。僕達はMOZUの為なら命はれる。だから強いしお前らみたいなんには絶対負けやん」
へ「来世はいい仲間が出来るといいなぁ」
バンッ!
グッと引き金を引くとその場に敵は倒れた。レイラの方に目をやるとレイラは緊張の糸が切れたかな様な安心した表情をしていた。
へ「レイラ!!遅なってごめんな…….」
そう言ってレイラの口に貼っていたガムテープと手錠を外した。
レ「ヘラシギさんありがとうございます…..」
へ「腹撃たれたんか?」
レ「はい、ここに来てから偉そうな人が銃で……」
へ「痛かったなぁ、守れへんくてごめん…..もうすぐ軍鶏くん来るからちょっと我慢してな……」
へ:「レイラは腹撃たれてますけど無事です」
ヴァ:「よし、よくやった。軍鶏レイラの手当を急ぎて頼む」
ラ:「はい、急いで向かいます」
ラ:「朱鷺と鶴ちょっと俺先にレイラの所行くから任せた」
ト・キ 「了解」
へ「今軍鶏君くるからな…..」
レ「はい….」
軍鶏君を待っているとコツコツと何かがこちらに向かってくる音が聞こえた。
へ「ん….ヒールの音….?」
コツコツと言っているから軍鶏君ではないだろう。
女「な、何よあんた達!なんで人質の事解放してるのよ!!」
前から来たのは知らないえらい高そうな赤いドレスを着た女だった
へ「君はどちらさん?」
女「どちらさんって….!!私はここのボスの女よ!」
はぁーなるほどな。だから高そうなドレスなんて着てんのか。
へ「あーそっか敵か。じゃあな」
女が返事を返す前に綺麗に頭に一発撃ち込む
へ「ふーん。ドレス…女ね…..」
少し念の為にととある事を考えていると軍鶏君が来た
ラ「レイラ!!」
レ「柳田さん….すみません私が捕まっちゃったせいで….」
ラ「大丈夫だ。大丈夫。助けてあげるからな」
へ:「こちら軍鶏君が現在レイラの傷の手当てしています」
ヴァ:「手当てが終わったらレイラに武器を渡してくれ全員皆殺しにするぞ。前の方に居た敵は大体殺ったがまだまだ居るだろうな。気おつけろよ」
へ:「了解です」
ラ「よし、取り敢えずだが動ける程度には痛みは引いたと思う」
レ「ありがとうございます…..!まだちょっと痛いけど動けます!」
へ「じゃレイラこれ銃とか」
レ「ありがとうございます!」
ラ「レイラ無線は聞こえてたか?」
レ「はい、敵は見つけ次第…..ですよね?」
ラ「あぁ、じゃ行こうか」
ラ「ヘラシギ、レイラ行こう」
へ「ちょっと僕考えがあるから軍鶏君達先行っといてくれへんか?僕は大丈夫やから!」
ラ「んー…..大丈夫なんだな?」
へ「うん!」
ラ「分かったじゃあ気おつけてな。レイラ行こう」
レ「はい!ヘラシギさん気おつけて…!」
へ「うん!また後でね!」
2人が走って見えないぐらいのところまで行った
へ「さて……これを有効的に使えるか….」