昔、体が弱かった、ずっと、ずっと入院してた。けど、友達が出来た、私は、他院した
紗奈『お見舞い行くからね、』
遥斗『ありがとう』
紗奈『紗奈の事忘れないでね』
遥斗『おう、忘れないよ。』
紗奈『遥斗、今日もお見舞い来たわよ、』
遥斗『おう、ありがとうな、』
遥斗『紗奈、これ』
紗奈『何これ、』
遥斗『水族館のチケット、親戚に貰ったんだよ』
紗奈『ふーん』
遥斗『紗奈の友達と言ってきて、』
紗奈『あんたが行きなさいよ』
遥斗『俺は、行けそうに無いやッ』
紗奈『えっ?!』
遥斗『分かるんだよ、自分の体だから、俺は、後もう少しで、死ぬ』
遥斗『だから、俺の分まで楽しんできてくれ』
紗奈『遥斗……….貰ってやるわよ、けどその代わり、遥斗と一緒に行くからね!』
遥斗『楽しみにしとくな、』
その翌日遥斗は息を引き取った
お母さん『遥斗…….泣』
紗奈『………………….』
自然と、涙は出なかった、
人はこんな、あっさり死ぬんだと実感した、
それよりどうしよう、チケット余った
紗奈『はぁごめんね、チケット余ったからさぁ』
春奈『大丈夫だよ、紗奈ちゃんも、辛かったでしょ?』
紗奈『………………それより、早く見に、行こ』
春奈『そうだね、』
紗奈『綺麗………』
春奈『そうだよね!』
遥斗も行けたら、良かったのに、
紗奈『ッ…………….』
春奈『紗奈ちゃん、もう次の所を行く?』
紗奈『そうしよか、』
時刻は9時になりました、今すぐ、帰ってください
春奈『帰ろ、紗奈ちゃん』
紗奈『……….うん……』
紗奈『ッ?!…….』
そこには水槽の中に、遥斗が
紗奈『遥斗!!!!!』
春奈『紗奈ちゃん?』
紗奈『遥斗が、水槽の中に、』
そこに、遥斗が居た
春奈『何処にも、居ないよ?』
紗奈『けど、居るの、』
チリンチリン
9時20分が/”^|¿/.|➭¿.#&“+#
紗奈『えっ?な、何これ、』
春奈『この放送、可笑しい、』
春奈『早く、帰ろ、紗奈ちゃん』
紗奈『…………..』
春奈『紗奈ちゃん?』
紗奈『先に、行っといて、』
春奈『紗奈ちゃん…………….そこには”誰も居ないよ”?お魚さんも、何も、』
紗奈『それでも、良い、ここに遥斗が居るなら、』
春奈『私、先行ってるからね!』