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…キーンコーンカーンコーン…
いつもの学校のチャイム…でも、今日は、何か嫌な感じがした。
「…放課後だし…帰ろ。」
ランドセルを持って、折りたたみ傘を入れ、
周りを見渡す。…誰もいない。…普通、保健室の先生ぐらいいてもおかしくないのに…。
「ぎゃぁぁぁぁっっ!!」
「っ!?何…?!」
叫び声が響き渡る…思考には、『帰る』と言う選択肢に『見に行く』が増えた。
…行ってみよう。大事に巻き込まれなかったらいいんだが…。
「たしか…ここか?!おーいっ!!誰かぁっ!!大丈夫ですかっっ!!」
声の出どころは…小学校の裏庭にある鳥居…
「っ!危ないっ!!」
「え…()」
何が迫る…これは…っ!
「っ…!!」
間一髪で避ける…
「…猿…山先生…??!」
その攻撃した犯人は…私のよく知る先生…
青の帽子に青のジャージ風の服装で、笛を首にかけていていかにも体育教師の服装…。
けど…何故か服や顔に血がついている。
え、もしかして…夫婦喧嘩終わってすぐ…いや、そんな事ないか…猿山先生…彼女いないって聞いてたし((
キーンコーンカーンコーン…
「テメェら…早く帰れよ?…いいな?」
そう言って…先生は、その場を後にした。
一体全体…何が起こってるんだ…?
「…はぁ…そこの君、怪我ないか?」
「あは、は…おかげ様で…」
「俺は、桃瀬豚平。気軽に “トントン” って読んでくれ。んで、 君は?」
「…戌亥椿。よ…よろしく。」
なんだかんだで…まだ今の状況が全く掴めない。
けど…帰れるだろう。できれば今日中には。