ﾀﾀﾀﾀｯ、

…

ガチャッ、

『どうしましたか？』

ぐ「一体なにが…」

きょ「流石、早いな。全員来てからや。

ちょお待てよ。」

レ「きょーさん！」

み「ﾄﾞｳｼﾀﾉ…？」

コ「うん。全員…じゃないのか、らっだぁ？」

ら「はいよ、」ｺﾂ、

『全員ですね。それで、どうしたんですか?』

きょ「…」

宣戦布国。

全「⁉︎」

きょ「β国からや。ダイヤに罪はないんやけど、最近俺らが動き出したからまだ利用価値のある国を早めに落とす。っちゅう考えやな。」

ら「っ、戦争…ね」

『宣戦布告…だなんて…』

コ「今1番避けたい出来事が起こったね」

コ「ようやく内省が動き始めたこの国にとって、外部からこんなに早く妨害が来るとは…」

レ「正直受けきれないとも思う。…2人はどう思う？戦闘においてはプロから意見が欲しい 」

ぐ「…状況は芳しくないっすね。この前騎士の腕は全員見たけど、しばらく実戦を経験してない動き。訓練したといえど、不安が残る」

『私も同意見です。配置や動き方に相当気を使わないと勝てる戦いじゃない。よりによって勢いのあるβ国。幹部様方の腕は昔の戦記から良いとお見受けします。…恐らく全員が戦いに身を投じる必要がある、かと…』ちらっ、

ら「っ、…」

『…。』ｷｭｯ…

み「ｾﾝｼﾞｭﾂｦｷﾒﾁｬｵｳ｡ﾆｯﾃｲｶﾝｹｲﾅｼﾆ､ﾊﾔｲﾎｳｶﾞ、ｿﾉﾌﾞﾀｲﾄｸﾕｳﾉ ｳｺﾞｷｦｷｼﾆｵﾎﾞｴｻｾﾔｽｲ」

ぐ「そうだ、日程。いつなんすか？」

きょ「…3日後。らっだぁが顔を出し始めたっちゅうのを相手側はなぜか知っとった。相手側がぽろっとこぼしたことなんやけど、内部にスパイがいそうやな。」

ぐ「じゃあそれには自分が」

『あ゛いえ自分が行きます。』

レ「どうして？」

『その…こいつ、手加減を知らないタチで…』

ぐ「…てへ、」

み「ｷｯﾂ…」

ぐ「あれ」

きょ「そしたら戦術側に回ってくれ、 」

〜

ーーー

騎士「スパイ…ですか？」

『そう。なにか心当たりはありませんか?』

騎士「うーむ…あ、あの時のメイドさん！」

『ほう。』

騎士「近頃見なくて…配属が変わったのかもしれないけど…」

『メイのことでしょうか。わかりました。

ありがとうございます。』

騎士「っあ、ダイア様。」

『？どうかなさいましたか』

騎士「自分、騎士団第二部隊小隊長のロワといいます。」

『ロワ様…どうして突然？』

騎士「…戦争で命を落とすかもしれないので、私の名前を知っていてほしく…///」

『はぁ、わかりました。指示を出す時にも必要そうですしね。ありがとうございます。では』

よかったね、メイ…貴方のことをロワ様は覚えていましたよ…

ロワ「それでは。」ぺこり

『えぇ』ぺこ

ﾀﾀｯ

…

ロワ「ダイア様…」