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めちゃつえー中心捏造小説

第6話 - 6.🐙🌟×👻🔪

130

2025年04月23日

#ご本人様には関係ありません

#nmmn

#2j3j

#めちゃつえー

ほぼ徒歩

🐙🌟×👻🔪 記憶喪失

･ご本人様とは全く関係ありません

･完全捏造、妄想です

･名前伏せません

･刺される , 嗚咽 , vta等あります

･長編ではある

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

【 👻🔪side 】

hsrb「初めまして、星導ショウと申します。これから何年間かわかりませんが … Dyticaの一員として頑張ります。よろしくお願いします。」

色々事情があって、2週間ほど遅れて俺らに挨拶しにきた同期。

聞いたことのある声と名前。それに対して、見たことのない髪や服装に酷く違和感を覚える。眉間にしわを寄せる。

kyng「 … 星導？何、髪染めたん。」

hsrb「？いえ、地毛ですよ。」

さらりと長い髪を触りながらそう答える星導。

いや、地毛なわけねぇだろ。何、冗談言ってんだ。

usm「ロウ。星導な、記憶喪失なんだよ。」

は？

宇佐美まで変なこと言い出した。今日、エイプリルフールじゃないけど。

kyng「ッは、面白くねぇよその冗談。」

sik「 … ロウくん、ほんとだよ。俺もとても信じたくないけど、」

ぽんと俺の肩を叩いてそう言うイッテツ。俺の後ろで悲しそうに寂しそうに俯く宇佐美と佐伯が見えて、やっと事実だと気づく。

kyng「 … は、え、？な、」

usm「 …… 俺も最初何度も聞いたよ、ほんとに？って。」

usm「でも …… 、… もう受け入れるしかねぇんだよ。」

vta時代から一緒にいた佐伯と宇佐美と俺と星導。それなりに仲も良かったしたくさん思い出もある。

だからこそ、俺らはショックが大きい。

kyng「は、嘘だよな。なぁ、星導。」

hsrb「あー、すいません … 。本当に覚えてないんです。どうしても思い出せなくて。」

そんな、わけ。

俺はちゃんと星導と約束したんだよ。

『卒業しても楽しくやろうな』

『皆で色んなことしような』

『ずっとこの思い出は覚えていよう』

って。

早速破ってんじゃねぇか、星導。

kyng「約束って言ったお前が忘れてどうすんだよ … ！゛」

hsrb「えっ、と … ごめんなさい、。何か約束してたんですか、？」

kyng「ッざけんな！！俺らのあの思い出全部、全部全部！！忘れたのかよ！！゛」

kyng「あの時一緒に話した奴らのことも、なんならその時の自分自身のことも忘れたのか！？゛」

usm「小柳、」

星導の両肩を掴んで必死に語りかける。が、星導はただただきょとんとしているだけで、思い出そうともしない。

kyng「 …… はぁ … ゛」

kyng「 … もういい。俺はお前と一生口聞かねぇから。」

hsrb「えっ … 、と、？」

usm「おい、ロウ！！どこ行くんだよ。」がしッ

kyng「仮眠室。ちょっと休む。」

皆がいる会議室から出て早足で仮眠室へ向かう。

ああやって話しかけても無駄なことくらい、わかってるよ。そこまで馬鹿じゃない。… でも、

でも、もしかしたらって。心の奥底で期待してる自分がいるから。抑えきれなくて言いすぎてしまった。

kyng「 … っはぁ … 」

ガチャッ、

hsrb「あの、」

kyng「 … なんだよ。」

hsrb「えぇと … さっきはごめんなさい。… っていうのと、」

hsrb「早速、一緒に任務に行ってくれとの事で … 。」

この命令出した奴は馬鹿なのか？それとも、嫌がらせか？

さっきの流れから、コイツと一緒に任務に行くだなんてできそうにない。

kyng「 … ライとかに頼めよ。俺じゃなくてもいいだろ。」

hsrb「それが～～ … 小柳ロウと行けとのことで～ … 。」

kyng「ッチ … めんどくせぇな … ゛」

心配する様に見詰めてくるオトモを優しく撫で、机の横に置いた刀を持ち、星導と一緒に仮眠室を出た。

hsrb「 … あの、そういえばなんて呼べばいいですか？」

kyng「なんでもいい。」

hsrb「んー … じゃぁ、小柳くんで！」

kyng「 … 。」

星導が俺のことをくん付けで呼ぶだなんて。しかも苗字。違和感しかない。なんなら鳥肌まで立ってくる。

昔は俺のことずっとぴょんって呼んできてたくせに。

今更苗字とくん付けとか … 。

kyng「 …… 着いた。」

hsrb「わぁ～、ウジャウジャいますね。」

kyng「俺が片付ける。黙って見とけ。」

hsrb「っえ、ちょ、」

kyng「うるせぇ、邪魔。」

俺の腕を掴んでくる星導を振り払って、敵の大群へ突っ込む。

kyng「抜刀！」

有難いことに、ちっこい奴らばかりだから本当に俺だけで足りそうなくらいだ。じゃあなんでわざわざアイツを連れて来たんだよ。ただの邪魔者じゃねぇか。

kyng「ッは、余裕だろこんなの。」

と思った瞬間、グラッと視界が揺れる。

kyng「は、？ッう、！！゛」

気付けば俺は地面に倒れ込んでいて、太ももには鋭いガラスの破片の様な物が2本刺さっていた。立ち上がろうとするも、脚の痛みのせいで上手く動けない。

hsrb「小柳くん！大丈夫ですか！？」

kyng「ッ、いいから離れとけ … 、゛」

kyng「ッ～、！！゛゛」

無理矢理破片を抜いて、また抜刀しては大群の中へ飛び込む。脚の痛みなんざ、どうってことない。これ以上に酷く怪我したことなんて何回もある。

もう、慣れた。

kyng「ッ、！！くそが、！゛」

慣れた、慣れてんだよ俺は。

kyng「ッうぁあッ！！！゛」

慣れ … 。

kyng「はぁッ … 、はっ、゛」

hsrb「小柳くん後ろ！！！」

kyng「は、」

グサッ。

hsrb「かはッ、ッ … ゛」

kyng「は、ぇ、？おま、」

hsrb「小柳くんから … 離れ、ろッ！！！゛」

星導の長い髪がタコの触手に変わっていく。その触手を伸ばし、ちっこい敵を掴んでは投げたり叩きつけたり握り潰したり。こいつ、こんなに強かったのかよ。

… いや、そうじゃないだろ。コイツ、さっき横腹思いっきり刺されて、

hsrb「ふ … 、… ッ！！゛」

なんでそんなに動けるんだよ。まだ出血してないだろ。それに、痛いだろ。そんなに動いたら余計に。

hsrb「はぁ … 、はァ … ッ … 終わりましたよ、小柳くん。」

kyng「おま、え、横腹、」

hsrb「あぁ、これですか、？どうってことないですよ。」

kyng「嘘つくなよ、ほら肩貸す。」

hsrb「ん、ありがとうございます、」

hsrb「ただいま戻りました～。」

inm「おかえり～ッ！ッえぇえ！？星導！？」

kyng「横腹思いっきり刺されてた。軽傷も多々、早く。」

inm「わかった、ありがと。」

星導を伊波に渡して仮眠室へ向かう。

usm「おお、小柳おかえ … 、おい、お前何その脚。どうした？」

kyng「あー、刺された。」

usm「刺された！？ちょ、早く治療すんぞ、！」

kyng「あー、゛はいはい … 。」

仮眠室で自分で包帯巻こうと思ったのに … 。リトに腕を引かれて、そのまま医務室へ向かった。

結局、治療してもらって俺も星導も暫くは安静にするようにとのこと。俺は別にいいけど、星導は任務初めてだし大丈夫だろうか。

事務所から出て、近くの海に行く。

kyng「はぁ … 。」

hsrb「小柳くん、お疲れ様です。」

kyng「 … お疲れ。」

浜辺で海を眺めていると、急に声をかけられた。星導だ。

hsrb「わー … 綺麗ですね。」

kyng「 … 何で庇った。」

hsrb「？」

kyng「何で俺のこと庇ったんだよ。俺、お前に酷いこと言っただろ。」

hsrb「 … 別に、俺は嫌だなとか思わなかったので。」

hsrb「まぁでも … 庇ったというよりかは、咄嗟に身体が動いたって感じですかね … 。」

遠くまで続く海を見つめる星導の瞳は、昔よりも綺麗に見えた。長くなって色まで変わってしまった髪も風でさらりと靡いている。

kyng「っは … 、なんだそれ … 。」

hsrb「 … 小柳くん、俺たちって昔はどんな関係だったんですか。」

kyng「 …… 、」

kyng「 … 昔は … 、馬鹿みたいに遊んで話して、時には喧嘩したりもして。」

kyng「でも、星導とか皆といて、楽しくないと思うことなんて一度もなかった。」

kyng「星導は … 、面倒臭いしうざいし意味わかんないし、変な奴だったけど」

kyng「すごい、良い奴だったよ。」

星導との思い出が脳裏にフラッシュバックする。楽しかった思い出も、少し苦い思い出も。でも、どれもこれも俺にとっての宝物だ。

kyng「 … そんなかん、じ … 、え？」

kyng「おま、何で泣いてんの。」

hsrb「え、泣いてます？俺。」

kyng「おん … 、ボロ泣きだけど。ほら、ハンカチ。」

hsrb「ん … ごめんなさい。あれ、なんでだろ … 。」

そんな感じ、と適当に締めて星導をもう一度見たら、何故か泣いててびっくりした。自分でも泣いてんの気付けないって、それこそ重症だろ。

hsrb「 … 、…… なんかこの海、懐かしい感じがしますね。」

kyng「えっ。」

hsrb「ん？」

kyng「あ、いや … なんも。」

この海は、俺のお気に入りの場所。それと、星導との思い出の場所の1つでもある。

昔、よく星導とこの海に来て遊んだり話したりしてた。懐かしいな。

kyng「 … ッし、戻って休むぞ。」

hsrb「はぁい。」

kyng「次は安全にやろうな。」

hsrb「ですね。もう俺刺されたくないですよ。」

kyng「トラウマ植え付けられた？笑」

… もう一度、後ろを向いて海を見る。

あの時の星導はもう戻ってこない。戻ってこないけど、これからは新しい星導と新しく思い出を作れたらいいなと思う。

hsrb「小柳くーん？行きますよ。」

kyng「 … おう。」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

お疲れ様でしたァアアァア…

脱字･誤字あるかもしれません…。

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