今日は木兎さんたち3年生の卒業式。
もちろんそこに俺はいない。2年生だから。
そんなたった1歳差でもそれが今はものすごくつらい。俺も同い年だったら、、、1年はやく生まれれば、、、今日はずっとそんなことを考えてるな。もっともっと好きな人の近くにいたかった。
木兎さん…
俺はあなたにずっと片思いしていた。
でも叶わない。あなたは俺のことを部活の後輩としか思ってないんでしょうね。俺はあなたに部活の先輩以上の気持ちを抱いてしまった。もう少し一緒にいれたらこの恋は叶ったのかな、なんてバカなことを考える。
あぁ、、、苦しいな、、、。
どうして、どうして俺だけ、、、
何度も聞いた俺の大好きな人の声。
あなたはいつ俺の名前をちゃんと言えるようになるんですか。お願いこっちにこないで。今あなたと話したら泣いてしまう。
「こんなとこにいた!!」
「なんですか木兎さん」
「俺卒業したよ!!」
「そうですね 」(やめてそんな嬉しそうに卒業なんて言わないで)
「あかーしにね言いたいことがあるんだ!!」
(さようならとか言われるのかな。今すぐこの場所から耳を塞いで逃げたい)
「うっ……グスッッ」(涙が止まらない。木兎さんの前では泣かないって決めたのに)
「あかーし…?」心配そうな顔をしながらあなたは俺を抱きしめようとしてくれた。でもその優しさが辛かった。余計好きになってしまう。
ダッッッッ(逃げたくない。木兎さんとちゃんと話したい。そう思ってるのに足は止ならなかった)
「あかーしっっっ!!!!!!!」
(あなたの少し焦った声が聞こえた。)
「ハァハァハァ…」気づいたら俺は家に帰っていた。
「うッックッッ…グスッウッッッッッ木兎さんッ…グスッ」
その日俺は声を殺して泣き続けた。
「んっ…朝か…」
いつの間にか俺は眠ってたらしい
「京治〜入学式遅れるわよ〜はやく起きなさ〜い!!」
「はーい………ん?入学式…?」
ドタドタドタッッッ
「母さん!!今日何日? 」
「何言ってんの?今日は4月9日でしょ?」
「えっ…? 」
「ほら!!寝ぼけてないではやく食べる!!」
「………」(えっ俺過去に行ったのか…?とりあえず学校に行くか)
「いってきまーす」
「いってらっしゃい」
この時俺はただ過去に戻った(ただではないけど)だけだと思ってた。まさかあの人がいるなんて…。
真新しい制服に身を包んだ少し幼げののこる人がたくさんいた。懐かしい。俺もその1人なのか。みんな自分たちのクラスをみて騒いでいる。俺はA組か。
少しそわそわしながら教室の扉を開けた。
その瞬間目に入ったのはあのいつもいつも飽きるほど見ていたミミズクヘッドだった。
「えっ!?」
唐突に書きたくなったので続きは書くか分かりません!!思いついたまま書いたら力尽きましたw
コメント
1件
過去に戻る系が好きな私にとって、ニヤニヤ案件すぎます。この作品を見てると青春て感じがします。大変だったら良いんですけど、続きが見たいです!