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視点 syp
パチッ、
また朝を迎える
だが今日は大雨ではない
普通の雨の日
syp「今日は何しよかな」
今週は暇
理由は有給取って休み取ったから
いつもならチーノ来てくれるのに
昨日だって
ci「よ!ショッピ」
syp「んだよ、」
ci「遊びに来た!」
syp「おあいにく
俺は今から会社行くんだ
今日は無理だ」
ci「そんなー、でも
ショッピの家に居るわ」
syp「なんやねんお前
別にええけど
てか会社行かなくていいん?」
ci「休んでるー」
syp「お前なー?」
って俺の家来てたのに
どうして今日に限って、
俺はふいに何かを思い付いた
“今日、暇なんすけど遊べません?”
と、LINEを送った
送り先は”ロボロ”さん
俺達、後輩にとても優しい
尊敬できる先輩
そしたら
すぐに返事が返ってきた
“もう大丈夫なん、?俺で良ければ
今すぐ行くわ!”
やはり、大丈夫?の意味が分からない
例の事件もわからないままだ
だが、ロボロさんならきっと
教えてくれると
この時、俺は思っていた
まぁ、全て、知ってるんやけどな、
ピーンポーン
玄関のチャイムが鳴った
syp「はーい!今行きまーす」
扉を開けた瞬間
目に入ったのは
rb「おはよう
久しぶり、やな!」
syp「あ、おはようございます
ロボロさん、と」
いつも通り優しそうな先輩一人だった、
はずなのだが
ci「よっ!ショッピ」
何故かチーノも居た
syp「なんでお前もおんねん、
今日は会社行ってるから
来ないんかと思ってたわ」
ci「俺もショッピん家
行こうとしてたら
ショッピん家向かってるロボロを
見かけたから遅くなりました!」
syp「あっそ、
とりまどうぞ入ってください」
ci「はーい、お邪魔しまーす!」
rb「?おう
お邪魔します」
rb「お前、いつもは散らかってるのに
今日はやけに綺麗やな
例のこともあったから余計散らかってる
と思って片付ける気でも来たんやけど」
syp「あー、誰かさんが
昨日片付けしてくれたもので」
rb「ふーん、そうなんや」
さて、これからどうしようか
俺はロボロさんに
例の事件を聞こうと思って
呼んだのだが、
3人、人が居たとしてもやることが
なければ、ただの暇人達
俺がロボロさんを呼んだのには
理由があったんだ
例の事件について聞くため
ロボロさんなら
きっと答えてくれる
なのに、チーノまで来てしまった
誰一人として
教えてくれない
その真実を知ろうと思っている
チーノは少し厄介だ
俺は正直言ってチーノが嫌いに近い
いや苦手といった方が、優しいな
とは言っても
ほぼ毎日、俺と会って一番
仲が良いと言うのであれば
それはチーノやけどな
親しい中でも嫉妬という
嫌な感情は芽生えるものだ
そしてそれは時に
大きく花咲き、
いやこれ以上は考えないでおこう
ci「俺、トイレ借りるわ!」
チーノがトイレへ行った
これはチャンスだ
だから、こそ今聞くんだ
俺は目を光らせた
syp「ロボロさん」
rb「どした?」
syp「その、例の事件のことに
ついて聞きたくて、」
沈黙が流れる
え、ロボロさんまで
答えてくれへんの
どうして
なんでみんな教えてくれへんの
頭の中はぐちゃぐちゃに
なってしまっていた
真っ白になっていた時
ロボロさんが
口を開いた
rb「ショッピ君、
本当にわからないんやな
聞いてた通りやな、」
怖かった
まるで人が変わったかのように
真剣に話し始めた
rb「まずは、なんて説明したらええんやろな、」
rb「この間、此処等辺で男性が自殺した
事件、あったやろ?」
syp「はい、」
rb「その男性なぁ、お前にとっても、
俺達にとっても、
それでなぁ、」
rb「特に、お前なんかと仲が良くてなぁ、」
rb「だから、皆んな、
お前を心配してるんやで_____」
ポロポロ
知り合いの人、
その人が例の事件に関係、?
その人は例の事件、
つまり、
胸が苦しくなった
チクチク、針が刺さると同時に
何かが頭の中によぎった
そんなもの、無視したけど、
rb「だから、な、、、お前が知らない筈
無いって、ポロポロ」
rb「信じたく無くて、現実逃避してるんじゃ
無いかって、なって」
rb「皆んな、お前が現実を受け入れるまで
待ってようって、ポロポロ」
そんな、中
ガチャ
ci「ごめん〜!って、え!!?」
チーノが帰って来てしまった
ci「ちょ、まって?どうしてロボロは
無いとんの!?」
ci「ショッピ!、?」
syp「いや、その泣かせたと言うか、その」
syp「例の事件のことで、」
ci「っ、は………..」
ci「は、しょ、ショッピ、その、」
rb「ポロポロ」
syp「……..」
ci「とりま、泣きやも、?ロボロ」
沈黙
気まずい空気
そりゃそうだ
例の事件に知り合いが関わっていたんだから
ci「なぁ、ロボロ、大丈夫か、?もう、
泣きやんだか、?」
syp「ロボロさん、すいません、」
rb「うん、もう、大丈夫やから」
ci「とりま、今日は解散しよ、?」
rb「今日は、ね、解散しよか、」
syp「おう、ロボロさん、先帰ってて
良いっすよ」
rb「……..おん、んじゃ、」
ガチャン、
二人だけの空間
俺は、
syp「なぁ、なんで話してくれんかったん?
チーノ、」
ci「ごめん、」
syp「俺等の仲やん、」
syp「どうして、っ!!!?」
ci「っ、」
syp「もう、ええわ、
暫く、顔見せんな、!!!!」
チーノを怒ってしまった
本音は生憎、出なかったけど、
すまへんなぁ、
チーノ、
ショッピ、
皆んな、
あんなん、自殺の事件じゃなくて
他殺なんや、_____