シャイニングニル

〜羚惺高等学校〜

「おはよ～」

「優奈、おい　学校着いたから離れてくれ」

「やだ」

「はぁ？　なんでだよ？」

「離れたくないから離れない」

「まあいいや教室行くぞ」

「はーい」

ﾀﾀﾀﾀ

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

「おっはー」

「よお　咲良　おはよう」

「おう　おはよ」

「朝からお熱いねー笑」

「うるせぇ　静かにしておけ」

「へいへい　まあ荷物置いてこいよ」

「わかった　おいたらまた来るわ」

「おう　いってら」

ﾀﾀﾀﾀ

「優奈離れて」

ﾋﾞｸｯ「あっ　うん　ごめん」

「そんなにびっくりしなくていいだろう？」

「ごごめん　あははっ」

「じゃあ　あっち行くからじゃな」ﾀﾀﾀﾀ

「はぁ～。」

「おっはよ　優奈〜　今日もかわいいな〜

抱きついちゃうぞ!!」ﾀﾞｷｯ

「なに？笑　くっついて」

「朝の優奈の真似」

「え〜？見てたの？」

「見てたよ後ろから」

「ひどいな〜笑」

「相変わらずかわいい笑顔だことよ

私達以外には見せちゃいけないよ?」

「うん？」

「うん？　じゃない!　見せちゃいけないの〜　あっ　咲良君は含めないよ。咲良君には見せていいよー」

「なによそれー」ｸｽｸｽ

「あっちは楽しそうやな」ﾆｺ

「あぁ　そうだな」

「そういえば咲良　お前がやってるゲームあるやん？」

「どれだ?　俺意外とやってるゲーム多いからなー」

「えーっとあれだよあれ、　シャイなんとか」

「シャイニングニルか?」

「そうそうそれ」

「そのゲームがどうした？」

「なんかな　運営のミスで全プレイヤーのアクセスデータがすべて消えてしまったらしいぞ」

「はあ？　なんで？」

「俺は知らんて　運営に聞けや」

「はぁ　まじか消えたのか」

「まあまあそんなに気を落としなさんなって」

「なんでそう言えるんだよ？」

「やってないから？」

「おまえなー　」

ｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔ

「あっちすごいにぎやかだねー」

「そうだね」ｼｭﾝ

「まあまあ優奈も気を落とさないの」

「かわいい顔が見えないじゃないの」ｶﾞｼ

「えっ」ﾑﾆﾑﾆﾑﾆ

「可愛い顔になるのだー」ﾑﾆﾑﾆﾑﾆ

「やめてー」笑

「やっぱり可愛い顔みると癒されるわー」

「癒される？　まあいいけど」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

「はいはい　全員席について」ﾄｺﾄｺﾄｺ

〜今日はー〜をやりますー

〜放課後〜

「はぁ( ´Д｀)=3」

「どうしたの？咲良大きなため息ついて」

「ゲームのデータが消えた」

「そっかまたはじめからやるしかないね」

「あぁそうなるな」

「ファイトだよ」

「おう　やってやるよ」

「（なんで私は一緒にやろって言えないのよ。

もう　勇気出しなさいよ私ー　）」

〜〜