episode4
担任「今年こそはちゃんと授業を受けろ。」
担任、副担任、私しかいない地獄の空間。
そんな状況で、こんな事を言われた。
『………メリットは? 』
担任「メリット?」
担任があほらしい声を出しながら私に聞き返した。
担任「……クラスとみんなと仲良くなり、お前は不良生活から抜け出せる。」
『……………笑』
嘲笑ってやった。
『せんせ〜、頭悪いね。』
担任「なんだと…?」
『私はそんなの求めてない。』
キッパリ言ってやった
『私には友達なんて必要ない。』
本心だ。
友達ごっこなんか嫌いだ。
担任「…夜遊びや喧嘩はとにかく辞めろ!」
急に大声で怒鳴られた
うるさいから急に大声出すの辞めてくんないかな。
『どーでもいいよ、じゃ』
さすがに地獄すぎたので、さっさと教室を出る。
昇降口で靴を掴んだ瞬間、その手は阻止された
『…何、まだ用あんの? 副担任さん。』
宮舘「宮舘っていう名前なんだけど?」
私にそう言いながら、静かに笑った。
『悪いけど、副担任とかに構ってる暇ないから。』
乱暴にその手を振りほどき、靴を履き始める。
その時だった。
宮舘「さっきの話、ほんと?」
さっき…といえば、あの担任の話。
『夜遊びとか、喧嘩のこと?』
宮舘「まぁ…」
『ほんとに決まってんだろ』
𝙉𝙚𝙭𝙩 .
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