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『自慢のおに~ちゃん』桃×赤
第36話優しさの恵み
桃side
青）あ､！桃たち帰ってきたで。
白）…?!ほんまやん！二人でなにしてたん!??
白）..もしかして、”男の熱いヤツ”ですかぁ…? w
水）えぇｯ/あっち系?//
黒）なんでお前が照れとんねん..!（笑）
桃）ははw（苦笑）違うわっ!! ｯ~
今の時刻は、正午12時。
今頃はほとんどの家庭が昼ご飯を通している時間。
それよりもさっき前の俺の行動について赤も含めて他メンバーに謝らなくてはいけない。
桃）みんな､､さっきのことはごめんなさい。
桃）みんなで楽しく話してたのに、急に俺のせいで場を乱して…しまって….
ﾄﾝｯ
［青が桃の左肩を優しく叩く］
青）大丈夫、気にすんな。
桃）……..っｯ!!!ごめん。
黄）桃は謝らんくてええよ。むしろ、俺らもきつく言い過ぎたなｯ ごめんなｯｯ!
白）そうやそうや！僕もついイラついて、、ごめんな。まじでごめんなっｯ!!
桃）ほんと ごめんなさいｯ
水）･･桃ちゃんは謝りすぎだよ…!ｯ~（笑）
水）桃ちゃんは何も悪いことしてないし､､さ！ね!?
赤）..ｺｸｯ..誰一人悪くないよ。
桃）…ｯ！! ありがとぅ,!
どうしてこの人たちは僕を慰めてくれるのだろう。
どうしてこの人たちは、こんな僕を叱ってくれないのだろう。
アニキも青も白ちゃんも水っちも赤も悪くないのに、悪いのは俺だけなのに。
白）っしゃあｯ!!この変な空気嫌やから早く昼ご飯食べよや!!!w
赤）赤もお腹空いた〜…!
黄）俺もお腹空いたわ。 今日は俺の特製焼きそばやで~!
みんな（アニキ以外）は、楚々とダイニングテーブルの椅子につき、アニキは淡々と焼きそばを皿に移している。
俺がそっぽを向いていると水が俺の方を見て、みんなが一斉に俺と赤の方を向く。
水）別に言いたくないなら言わなくていいけどさぁ、今さっき桃ちゃんと赤ちゃん二人きりになってたじゃん?
桃）ｺｸｯ….
水）何話してたの??
水は優しい顔で笑いかけながら俺と向き合う。
水はちゃんと前置きに無理なく言ってくれるところが水の長所だと思う。
俺は別に言えるけど、赤に一回聞かないと,,,
青）お..ｯ前バカ。 今ちょうど仲直り的なのしたんやから聞くことやないやろ､!
水）はぁ!?…ただ聞いただけなんですけど、それに、「言いたくないなら言わなくていい」って言ったんだけど！ｯ
黄）こらこらｯお前ら喧嘩すんなよw!!
桃）…赤、言っていいｯ???
赤）…･･いいよ。 )ｺｸｯ
さっきの過ちを心掛けながら赤に笑顔で聞く。
真顔で頷く赤。
赤の心はとても不安でいっぱいだと思う。
だけど、俺がついてるから大丈夫。
別に、他メンバーから色々言われる覚悟はできてるし、赤をなにされようとも決して守る覚悟もある。
沈黙の中、俺は空気を吸って息を吐いてを2度,3度 繰り返して微かに口を開いた。
けれど、開こうとしても無理に開かない。
どうせ、強がりなだけで俺の心のなかでは殻の中で怯えてるんでしょ、
自分の弱さに気づいた悔しさで唇を強く噛む。
皆は食べるのをやめて箸を持ったまま心配そうな顔をして見ていると…….~
青）･･どんなことでも受け止めんで。 !
白）よしよし、、大丈夫やでｯ!!
黄）嫌やったら無理に言わんでええし、途中で止めてええよ。
水）みんなの言う通り！なんか….ｯごめんねｯｯ。無理に聞いちゃって、
赤）ｯｯｯ。
桃）..ぅうん..,､
桃）実は俺が赤を引っ張って個室に二人きりにした理由は、赤がめっちゃ苦しそうな顔をしてて。。。
桃）だから、聞いたの。赤に、どうしてって。
みんなから背中を押され、ゆっくりと口を開き出した。
水）ｺｸｯ…ぅん
桃）ｯそしたらね。俺が赤に聞かずに付き合ったことを報告したのでも怒ってたらしくて、
あと、伝えたことでメンバーが受け止めてくれないって不安でしかなかったらしい
赤）ﾂｯ~…桃くんは何も悪くないの。
赤…俺たくさん悪いことしたのに。
みんなにも赤にも迷惑かけたのに。
なんで、なんで、なんで、、、
赤）ただ、みんなに「嫌われちゃう」とか「友達辞めよう」って言われると思って。そんなことを考えるだけで怖くて恐ろしくて。
桃）赤 大丈夫だよ。恐れないで、 自分を信じて。 赤は強いから＿
白）ｺｸｯ…だいじょーぶ。
赤）うん、、 それに…それに .. 俺たち兄弟だし、男同士（ゲイ）だし
ぎゅｯｯｯ
［桃から］
桃）たくさん心配させてごめんね。
桃）こんなに優しいメンバーなら、絶対にどんなことでも受け止めてくれるよ..。
”今さら”、気付いたの。気づけさせてもらえたの。
教えてもらえたよ、ひとりじゃないって。
赤も, 水も, 白も, 桃も, 青も, 黄も, ＿＿国の人々も＿＿
赤side
青）なに言うてん、ふっw お前を嫌うわけないやろｯ！
青）赤,お前がな自分のこと嫌いでも 他の奴らはお前のことが大好きやで。
ﾌｻﾌｻ ﾖｼﾖｼ
［黄が赤の頭を撫でる］
黄）安心しｰ、赤が何しようが誰と付き合おうと深く受け止めるわ。
黄）それとな、桃の言う通り、この部屋にいるメンバーはお前のこと愛しとるからな､!!…ほんまに。
それだけ覚えといて..。
白）青ちゃんと黄くんと桃ちゃんの言う通りや。
白）赤ちゃんのことずっと親友やと思ってるし、辞めるつもりもないで!w
水）うんうん。僕も赤ちゃんだｰｰいすき♡！
水）”桃ちゃんと赤ちゃんお似合いで素敵なカップルだよ”っ!!!
赤）ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
自分でも嬉しい衝撃を隠せず、涙が溢れる。
こんなにも認めてくれる人がいるとは思わなかった。
こんなにも温かい方たちに包まれているとは気が付かなかった。
桃くん（貴方）の言う通りだね。ありがとう、
赤）みんな ﾎﾟﾛ ありがとぅｯｯ!!! ~ )ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
赤）桃くんも色々とありがとっ!! )ﾋｯｸｯ ﾎﾟﾛ
桃）ｯ!?…どういたしましてｯ/!!
白）ラブラブですや〜ん♡ w
黄）んはは⤴w
青）….まろおなかすいた~…
水）おじまろ~~、、おじまろ〜!
青）死ねｯｯｯ!！ほとけっﾂ
青っ（笑）
さっきの大人な対応と、優しさを架けてくれた人とは思えない言動。（笑）
赤って本当に幸せ者だよね。
逆に良いのかな?? こんなに、沢山の人に恵まれてしまって。。
逆に誰かに恨まれないかな,,?
桃）良かったねｯ!赤っ、 )ｺｿｯ
片耳打ちに一番お世話をかけた人（桃くん）から耳に打たれた。
赤）ｯ~//ありがとう桃くん。
桃）/..いいえ！w
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