『ごめんね』
BL
自衛🙏🏻 ̖́-
そこから、ラウールは海外へと飛び立った。
俺はずっと、ラウールの帰りを待っていた。
ラウールの連絡を、期待していた。
けれど1ヶ月たっても、ラウールからの返信は来なかった。
この瞬間に悟った。ラウールは、死んでしまった
2ヶ月たったある日、連絡が届いた。スマホを見てみると『ラウール』からの連絡だった。
あぁ幻だろう。疲れているんだろう。そう思いながら開いた画面。そこには文があった。
『初めまして。ラウールの母親です。
宮舘涼太さんですね。ラウールから話を聞いていました。連絡なくて不安でしたでしょうか。申し訳ありません。簡潔に言いますと、ラウールの手術は…』
あぁ、読みたくなかった。この先を読んでしまうと今まで信じた期待が全て、こぼれ落ちてしまうと思ったから
『ラウールの手術は、成功しました』
2度、3度、見返しても変わらない文字。嘘かと思った。涙で画面が見えなくなってしまった。
ラウールは生きている。その事実が嬉しくて、嬉しくて、
でも、ふと気になった。なぜ成功したのに帰ってこないのだろう。なぜ、会いにこないのだろう。
お母さんが書いた文には続きがあった。
『ですが、ラウールは、目を覚まさないんです。何度呼びかけても、目を、開けてくれないのです。』
お母さんの絶望を、文を通してよくわかった。
絶望したいのは俺も一緒だ。
期待来て、裏切られて、また期待してしまって、それのくり返しだ…
『ぜひ、来てみてくれませんか?ラウールも、会いたがってました。「しねないよ。母さん、好きな人が待ってるから」と、ラウールは言ってました。最後。私だけに会うのではなく、愛する人に最後を遂げて欲しいというのが私の想いです。
写真送ります。ぜひ、気が向いたら来てあげてください』
『行きます。』
その一言を送って準備を始めた。
ラウールに合う準備を、
失礼します、愛人の宮舘です。
🤍母)どうぞ。あなたが、宮舘さんね。素敵な顔立ち。ラウールもそら惚れちゃいますよね笑。
いえいえ笑、ありがとうございます…(微笑
🤍母)ラウール。宮舘さん。来てくれたよ?
ラウール。(🤍の手握
もっと早くこればよかったよな。ごめんね、大丈夫大丈夫。ラウールなら大丈夫だから、また、笑顔で会おうよ。(涙落
『りょ…ぃ』
ラウール?!、ラウール?!、そうだよ、涼太。宮舘涼太。あってるよ(微笑
涼太先輩だよ。、
『せんぱ…』
、あぁっ!、よかった……よかったよ…あってるよ、
ラウールの先輩の宮舘涼太だよ…、
『りょう…た(目開』
🤍母)ラウール…泣。
『かぁ、さん…』
『2人とも、ごめん…ね、』
❤️)ラウール!!
🤍)涼太くん!!
❤️)ラウール。俺ん家で住まない?
🤍)え?いいの…?
❤️)うん!ちょうど空いてる部屋ひとつあるし、ラウールと一緒にいたいから、
🤍)…よろしくお願いします!
❤️🤍)これからもずっと一緒だね/だよ
⸜❤︎⸝ &+👤
🙏🏻 ̖́-
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝