第6話手紙
りうらへ
高校三年生の卒業式の日俺だけ泣けなかった
理由はりうらが居ないこと
そのせいで俺の青春が全て消え去った
そして同時に一軍男子を恨んで生涯許すことは無いと誓っていた。
許さない。許せるわけが無い。
当時はそんなことを思って言ったけ?
でも今は違う
確かに許せることでは無い
でも当時よりはだいぶ許しているだろう
理由はあなたのせいだけじゃないそう思ったからだ
りうらの自殺の原因は俺にもある
だから貴方のことをもう責めない
そしてりうら……
俺は生涯君のことを絶対忘れない
たとえ何があろうと
そう思わしてくれたのは全部いふさんのおかげだと思う
本当に感謝しています
ありがとうございます
これから俺は前を向いて生きる
生きてやる
りうらの分まで……いや
りうらの分以上にこの人生を充実させる
だから暖かく見守っててね
ないこより
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