⚠️赤体♀(子宮有)
月経描写・表現有
どう解釈してもらっても大丈夫です
事務所内の多目的トイレに駆け込んできた今。
股からどろっと液体がつたう感覚
そろそろだとは分かりきっていたがいつも俺は運が悪い。
大きなため息をつき、リュックからナプキンを取り出す。
望むことなら生理用品とか、持ち歩きたくない。
生理とか来て欲しくない。気持ち悪い
かと言ってピルを使っては副作用で活動なんかまともにできなくなってしまう。
今が1番都合のいい状態なんだなって。
ずっと前に来た生理は未だに慣れないけど、我慢すればいい。月に1週間だけ。我慢すればいいんだから
音が鳴らないように慎重にナプキンを付ける。
漏れてないかな
後ろ姿はおかしくないよね
長時間トイレにいたら、生理って思われるかな
急がなきゃ。
トイレの中での俺の絶望感なんかどうでもいいくらいにオフィスは騒がしい
皆集まって喋っているだけなはずなのに俺だけを省いてるみたい
普通の皆がとても羨ましくて、とても憎らしくて
どうせ莉犬の活動を辞めない限り、一生解けない呪いなんだろうな。
今日は早く家に帰ってご飯沢山食べよう。
皆の横を早足で通り抜けていくと
「莉犬もう帰るの?」
るぅとくんに手首をつかまれちゃった
「まだ莉犬レコーディング残ってるんじゃない?」
「ごめん、急にちょっと体調悪くなっちゃった。
皆に俺帰るってよろしく」
そう言うと察したように俺の手首を離した。
「そう…お腹、暖かくして休んで。」
心配してくれてありがとうって気持ちはひとつも感じなかった。物凄く腹が立った
そんなに軽い物じゃないんだよ
当人じゃないくせに、俺の今の気持ちなんて理解しようともしないくせに
皆もるぅとくんも俺に気を遣ってくれているんだろうな。その気遣いが凄く苦しい時もあるんだよ。
何を返せばいいのか分からなくなっちゃって、無言のままエントランスまで突き進んだ
初の連載してみたいけどここからどうやって進めよう(꒦໊ྀʚ꒦໊ི )
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