TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
だって、好きだから。

一覧ページ

「だって、好きだから。」のメインビジュアル

だって、好きだから。

3 - 寝ている彼に、

♥

30

2024年12月25日

シェアするシェアする
報告する

大我side.


[京本先生、]

「!」


教育実習生としてこの学校に来て早3日…

でも先生呼びはまだ新鮮だな笑


「はーい!」

[今空いてる?]

「え、全然大丈夫ですけど…」


なんだなんだ??


[…これ、松村に渡してきてくれないか?]


ん?


「え、もう下校時刻過ぎてますけど…」


北斗くんは帰宅部だったはず…

彼のことを実は少し気になっているから知ってる。


[松村は図書委員だから今日は当番でいるはずなんだ、]

「あ、なるほど…」


え、これって…会えるチャンスだよな??


「じゃあ渡してきます!」

[おう、ありがとな]


いつもより軽い足取りで図書室へ向かう。

…いや、北斗くんのことが好きなんじゃないよ??

「推し」の生徒っていうか…!いや、それはよくないな、

どう表現すればいいのか…


「…」


俺の立場上、北斗くんに恋しちゃいけないってわかってる。

でもさ、やっぱりかっこいいんだよ。


「…」


国語教師なのに、北斗くんのことを「好きな人」以外の表現にできない。


「…」


やばい、変なこと考えすぎだぞ俺!

気を取り直して、北斗くんにこのノートを渡さなければ。


ガラガラッ…!


「失礼しまーす」

「松村北斗くんいるかな??」


しーん。


返事はなかった。

どうやら誰もいないみたい??


スースー…


「ん?」


誰かの寝息が…

え、もしかして


『スースー…』

「!」


北斗くんじゃん!!


「…え、北斗くーん??」

『スースー…』


起きねえーー!!


「え、ちょ、ほくとくん…!」

『スピー…』

「…え、」


まっじで起きないじゃん、どーする??


「っ…!」


やばい、目に入った綺麗な顔と喉仏。

かっこよすぎる…


ぎゅ、


「!?」


机に置いていた手を、北斗くんの手に握られ…!?


すりすり、


「…!?」


顔すりすりされてんだけど!?!?


「…かわい、」


心のなかで、なにかがぷつんと切れた。

もう俺、歯止め効かねーわ…


ちゅっ、


「…///」


俺は思わず、北斗くんの頬に

キスをしてしまった。

loading

この作品はいかがでしたか?

30

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚