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大我side.
[京本先生、]
「!」
教育実習生としてこの学校に来て早3日…
でも先生呼びはまだ新鮮だな笑
「はーい!」
[今空いてる?]
「え、全然大丈夫ですけど…」
なんだなんだ??
[…これ、松村に渡してきてくれないか?]
ん?
「え、もう下校時刻過ぎてますけど…」
北斗くんは帰部だったはず…
彼のことを実は少し気になっているから知ってる。
[松村は図書委員だから今日は当番でいるはずなんだ、]
「あ、なるほど…」
え、これって…会えるチャンスだよな??
「じゃあ渡してきます!」
[おう、ありがとな]
いつもより軽い足取りで図書室へ向かう。
…いや、北斗くんのことが好きなんじゃないよ??
「推し」の生徒っていうか…!いや、それはよくないな、
どう表現すればいいのか…
「…」
俺の立場上、北斗くんに恋しちゃいけないってわかってる。
でもさ、やっぱりかっこいいんだよ。
「…」
国語教師なのに、北斗くんのことを「好きな人」以外の表現にできない。
「…」
やばい、変なこと考えすぎだぞ俺!
気を取り直して、北斗くんにこのノートを渡さなければ。
ガラガラッ・・・!
「失礼しまーす」
「松村北斗くんいるかな??」
しーん。
返事はなかった。
どうやら誰もいないみたい??
スースー…
「ん?」
誰かの寝息が…
え、もしかして
『スースー…』
「!」
北斗くんじゃん!!
「…え、北斗くーん??」
『スースー…』
起きねえーー!!
「え、ちょ、ほくとくん…!」
『スピー・・・』
「…え、」
まっじで起きないじゃん、どーする??
「っ…!」
やばい、目に入った綺麗な顔と喉仏。
かっこよすぎる…
ぎゅ、
「!?」
机に置いていた手を、北斗くんの手に握られ…!?
すりすり、
「…!?」
顔すりすりされてんだけど!?!?
「…かわい、」
心のなかで、なにかがぷつんと切れた。
もう俺、歯止め効かねーわ…
ちゅっ、
r…///」
俺は思わず、北斗くんの頬に
キスをしてしまった。