ある時、うなぎというものが誕生した。
そのうなぎはうなぎであり『うなぎ』では無い。人型で水色のツインテール、図形のシール等、個性的な見た目をしている。
私はそんなうなぎに聞きたいことがあって、話してみたんだ。
「うなぎってさ…食べられたことある?」
食べ物のと勘違いしている人がいるのかと思って、尋ねてみた。
「…食べられる?人を食べる人がいるんだね…怖いね…ただ、そういう事は無いよ」
思ったよりも意外な答えが返ってきた。
…うなぎは、本当に奇妙で個性的な人だ…
いや、人なのか…?
あのバンド越しからどうやって私達を見ているのか…どうしてうなぎという名前になったのか…
「うなぎって目…あるよね?」
私はそう尋ねた…そしたら…
「ある訳ないじゃないですか…嘘です。ちゃんとありますよ。ほら。」
「目を晒さなくても、周りは見えてるから、バンドは外さないんだよね。」
…また、意外な答えだった。
うなぎは思ったより、人間に近いのかもしれない。ただただ、私達が、『人間』として認めていないだけなのかもしれない。
…これを見ている皆さんは、うなぎを人間だと思いますか?
コメント
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「人間」だと思うにゃん!