赤組は、なぃこさんが主導権握って
ドSでいて欲しいという願望です。(大真面目)
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いつも優しいないくんと、ちょっとしたことで言い合いになった。
負けず嫌いな俺はなかなか引き下がれず、謝るタイミングもつかめない。 険悪な空気がじわじわと2人を飲み込んでいく一方だった。
「んもー、ないくんなんてきらいだもん」
言いながらやっちゃった、って思った。
でも、一度口に出した言葉はもう止まらない。
「……ふーん?」
案の定、ないくんの目つきが変わった。 さっきまでの穏やかさの微塵も無い。
「…怒ると怖いし、きらい」
そう言った瞬間、腕を掴まれた。
「嫌い、じゃなくてなに?」
低い声が耳元に落ちて、ゾクッと心臓が音をたてる。
思わず目を見開くと、ないくんは真っ直ぐ俺を見下ろしていた。
「ねえ、りうら。今、なんて言ったの?」
俺の手を掴む指先に力がこもる。引き寄せられた身体は、そのまま壁に押し付けられる。
ないくんの顔が近い。
熱を帯びた視線が絡みつく。
これ、言い直すまで逃がしてくれないやつだ。
「……ごめんないくん。さっきのうそ。好きだよ、大好き」
なんとか絞り出した声に、彼の目元がふっと緩んで、大きな手で頭を撫でられた。
「えらいね、りうら」
その瞬間、ふっと息が抜けた。
……良かった、もう怒ってない。
いつものないくんだ……
安心したのも束の間、 視界がぐるりと回る。
気がつくと、俺は天井とないくんを見上げていた。
「…ぇ、ちょっ」
俺のすぐ目の前で、彼はふっと微笑む。
「別に許すなんて一言も言ってないけど?」
コメント
2件
めちゃくちゃ私好みの作品です😿😿続きありましたら、待っています!