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前置き
初めて小説にして書くので、文とかがおかしかったらすみません。
登場人物
歌花桜美(かばなさくらび) 女性
水歌城美咲(みかしろみさき) 女性
霧火崎皇(きりがさきこう) 男性
他
では物語へ
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コンコン
『桜美様、お時間になります。美咲様や皇様は先にお待ちしております』
「分かりました、今行きます。呼びに来てくれてありがとう」
……【歌花桜美(かばなさくらび)】、それが今の私だ、しっかりしなくては……
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私は歌花家に赤子として生まれ、自我を持つようになった頃には前世の記憶があることを思い出していた。
死因とかは思い出せない、だけど自分が死んだと分かったとき、ある神様と約束をして今の世界に生まれてきたことは覚えてる。その約束は『 』で、『 』っていうのが条件だったけど…
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『桜美?今日やけにボーっとしてるし、珍しく私たちより早く来ないし…体調悪い?』
「ふふ、ありがとう、けど私は大丈夫よ」
『もう…体調悪かったらすぐ言ってよ!?この間も大丈夫とか言って倒れたんだから!』
心配してくれるのは、水歌城美咲(みかしろみさき)、同い年。もともとは由緒正しい家柄だったんだけど、いまは私がいる歌花家の方に住んでいる。
「倒れたのはたまたまよ」
『いや、たまたまじゃないだろ…』
ツッコんでくるのは、霧火崎皇(きりがさきこう)、私達と同い年。皇もいろいろあって歌花家に住んでる。美咲も皇も私にとってはいまは大切な友達になってる。
『3人方、お話はそろそろ… 申し訳ないですが、本日はこちらで発生している憑き物を浄化してください、怪我などをしないように』
……憑き物…というのはまぁそのままの意味で何かについている悪影響を及ぼしてしまう【もの】だ、浄化というのは自分で持ってる【能力】前世の世界でいえば【魔法】それでその憑き物を【断ち切る】。
ちなみに美咲の能力は【水】をつかさどるもので、皇の方は【火】をつかさどるものだ。私の能力は【光】をつかさどるもの。
これが日常になったのはいつからだろうか…
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私は今の世界に生まれてから家族に恵まれていた、ユーモアがあって面白いけどしっかりしてる父、優しい母、年が離れていた兄、姉… みんな思いやりを持っていた人たちでその中で幸せに暮らしていた、あの時が訪れるまでは…
『こんにちは、あなたのお父様の知り合いなんだけど、お父さんたち呼んできてくれる?来ないとこの子達殺すよって』
その時に見せられたのはニタニタわらっていた男と怪我をしてボロボロになっていたお兄様とお姉様だった
「お兄さ…!」
ぐしゃ ボタボタ……
「!」
『君にお父様達を呼んでって言ったのに、関係ないこと喋っちゃ駄目だよー』
『早く呼びなよ、この子達本当に死んじゃうよ?』
そこからは…お父様とお母様が私が呼ぶまでもなく来て
『行って!桜美を連れて!急いで!!』
と、お兄様とお姉様に伝え、私はお兄様に抱えられながら当時住んでなかったお祖母様の家に行く…はずだった
けど道中でお兄様もお姉様もその男に殺され、そこから覚えていない
次に意識があった時はお祖母様の家だった、その時からお祖母様の家つまり歌花家に住んでいる
そこからは食事マナー、勉強、ダンスや歌のレッスン、運動など全てにおいて歌花家の恥のないようにと休むことなく教え込まれた
今でもお祖母様は私が意識を失っていたときどうなっていたかは話してはくださらなかった、ただ、家族を殺したそのものは亡くなったこと、歌花家に恨みを持つものだったとだけ伝えてくださった
それから時が経ち、美咲や皇と知り合い……
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『………び!……くらび!!桜美!!』
「…! ごめん、どうしたの?」
『もう、やっぱり話聞いてなかった!浄化の仕方はいつもの感じで大丈夫だよね?って』
「うん、ただ臨機応変に対応できるようにね」
『美咲が言うように桜美今日本当にぼんやりしてるけど大丈夫?』
「大丈夫、行こう」
『分かった、気を抜かないように』
『いや、絶対大丈夫じゃないでしょ…!』
「うん、気を抜かないようにするよ、
また怪我人とか巻き込まれてる人いなければいいけど…急ごう」
『え、無視!?はぁ…、もう皇も桜美も怪我しないでよ!?』
『「美咲もね」』
次回【憑き物の浄化と桜美の過去(他の人視点)】へ
???『ふふふ、桜美ちゃん、【約束】は覚えてるみたいだね。 ちなみに僕から説明しとくよ、歌花家は由緒正しき家柄で、先祖代々癒麗歌神(るれいかしん)に仕えている家だ。僕の知り合いかな。まぁ、どんなのかはすぐに分かると思うよ』
『【能力】は、生まれつき与えられるもの、その差はあるけどね。 桜美ちゃんが言ってる「今の世界」は当然【憑かれるもの】もいる、それを【離す、断ち切る】のが歌花家の仕事でもある』
『あぁ、あと桜美ちゃんの過去は…定まっていたものではない、つまり桜美ちゃんが起こしちゃったと言ってもいいかもしれないね?』
『おっと、しゃべりすぎたかな…今回はこの辺にしとくよ、そろそろ「桜美ちゃん」に気付かれそうだからまた今度ね』
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あとがき
最後まで読んでくださりありがとうございました、続きも書きます。