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やっぱりうめの作品最高! え、な、なんか…じょ、じょうずすぎない? 一虎主人公とかは今まで見れなかったんだけどなーーーんとなくうめのみれそうなきがずるぜ!
やっと!!初コメ!!🥹 なんか一虎のこといっぱい知れた気がする..。おとぎちゃん書き方がダントツ上手すぎてホントにびっくりしてるよ😮😮 途中で出てくるオネーサンすきすぎる。タイプでふ
あれから俺は2年間少年院に入った。
場地が面会しようと言ってきたけれど、全部拒否した。
それでも手紙は途絶えなかった。
オレは殺人鬼なのに。
オレはお前を共犯者にしたのに。
なんて俺なんかに優しくできるんだよ。
なんて、思っていても返事はしないまま。
「”虎”の字が合ってる…?、あぁ、もうそんな時期か」
「お世話になりました」
そう言って頭を下げる。
「もう帰ってくんなよ。」
そう告げれたのを耳にしながら、あの家まで歩く。
「、、くそじゃん」
家は引越しされていた。
期待はしていなかったけど、家はあると思っていた。
近くの公園まで歩いて、ベンチに座り込む。
……こんな時間に子供が1人で居たら補導されるよな
出所した日に補導とか笑えねぇし、違う所でも探すか。
なんて思っていると、
「ねぇキミ〜、家出少年っ?オネーサンの家来る〜? 」
いかにも厚化粧で、水商売でもやっていそうな美人のオネーサン。
「…知らない人、家に呼んじゃいけないって教わらなかったの?ガッコーで」
「イケメンはワンチャンOKって教育だったからぁ、大丈夫」
「なにそれウケる」
思わず吹き出す。これがおもしろかったからなのが呆れたからなのかは分からない。
人ってこうやって道を踏み外していくんだろうな、
なんて他人事の様に思いながら歩いていく。
「、いってぇ、、」
今日のオニーサンはS気質だった。
縄とかで縛られるだけで金貰えんだから楽だよな〜。
「うっわ、跡付いてんじゃん」
サイアク。痛いのは慣れてるけど跡はなんか気色悪ぃしヤダ。
少年院から出てからずっと、オニーサンオネーサンの家を寝床代わりにしてる。
たしかに“羽宮一虎”はイケメンだけどさ。
__あの日、オレがバイクを盗みに行った日。
なんのことだか俺は東京卍リベンジャーズの羽宮一虎に成り代わっていた。
パンピーの俺は流行っていたのもあってそれはそれはどハマりした。
推しは場地さん。
一虎に成り代わったには絶対死なせないけど、態々彼処で成り代わるとか……、 もう少し前だったら、真一郎くんも助けられたのに。なぁ
過ぎたことを悔いても仕方が無い。
あ、ちなみに俺の特技は爪剥ぎ。
血ハロで助けるためにまずは喧嘩強くなんねぇとな。まぁ前のオレのおかげでもう少し強いんだけどね
「…!」
突然頭の中が真っ暗になった。
あれ、は、もしかして、マイキー、?
マイキー、が、そこ、に、、ばじ、も、?
マイキーに殺される?そりゃそうだよなオレマイキーの兄貴殺したし、でもそれはオレであって俺じゃない、でも俺はオレになったからそれは俺の責任であって、マイ、キー、は、一虎が出所したら殺しに行きたかった、って、言ってた、はは、殺されちゃう、の、かな
「ぁ、」
マイキーが近付いてくる。
マイキー達が歩いてんのは日向で、俺が今歩いてんのは日陰。
こうも分かりやすく明暗に別れたとは。んだか笑えんな。そんな余裕ねーけど。
「……、一虎?」
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