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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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結局一睡も出来なかった。

恋とは厄介なものだ。

「おい咲陽!どうしたんだよそんな顔して。女子にウザがられたのか?」

またコイツか、、、

「うるせーよ。てか女子にウザがられるのはいつもだっての」

コイツは優希。俺の親友だ。

「そうだったな‪𐤔」

「で、どうしたんだよ?」

コイツに事実を話したら厄介な事になる気がする。

「ゲームしてたら朝だった」

ここは嘘をつくしかない。親友だから分かる。コイツは絶対にバカにする。誰が真実を教えてやるもんか。

「なんだそんなことかよ‪𐤔ゲームのし過ぎで睡眠時間削るのは良くないぞ!」

「おい優希!宿題出てないぞ」

「やべ」

お前は睡眠時間じゃなくて学習時間削ってるじゃねぇか。そっちの方が良くないだろ。

「呼ばれたから行ってくるわ」

いや、勝手に行っとけ。

さて、どうするか。どうすれば昨日の天使に会えるのか。昨日と同じコンビニに行くか?俺が物語の主人公なら主人公補正でもう一度会えるんだろうな。とりあえず今日も昨日のコンビニに行ってみるか。


「よし、昨日と同じくらいの時間だ」

俺は靴を履きコンビニへと向かった。

今まで以上に夜が楽しい。まだ会えるのかも分からないのに。

「昨日のコンビニだ」

その瞬間電話が鳴った。優希からだ。

「もしもし?」

「咲陽!やべぇさっきすげぇ美人見た」

「すげぇ美人?」

「色白で髪の毛も白くてさ、アルビノっていうのかな。テレビとかで見るよりも綺麗だった!」

「アルビノ?なんだそれ」

「咲陽しらねぇの!?肌も毛も白くて目が赤いんだよ。理由は知らねぇけど極希に生まれるらしい」

(色白、、、赤い目、、、)

見たことがあるような、、、

「咲陽?聞こえてる?」

「あ!おい優希!その人どこで見たんだ?」

「急に大声出すなよ!俺らの学校の近くにスーパーあるだろ?あそこで見た」

「わかった!ありがと!」

「ちょっ!咲陽!?」

俺は電話を切って走り出した。

きっと、いや絶対明日質問攻めされるだろう。その時はまた嘘でも言おう。

親友でも言えない事はあるだろ。優希に恋バナはしちゃいけない。絶対にバカにされるからだ。

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