私 、 佐藤 紬 ( つむぎ ) 25歳は今日も変わらず出勤中です。そろそろいつもと違う日があってもいいのでは、なんて思ったりもしちゃいます。
そんなことを今日もずっと考えながら、駅まで歩いています。
『 異世界転生とか出来たらいいのに 』
こう呟いていなかったら、私の生活は今まで通りだったのかもしれません。それともすでにもう転生するのは決まっていたのかもしれません。
神様 私そんな願望を呟きましたがまさかトラックに轢かれて叶ってしまうなんて、、、痛いのは嫌いなんですよー、!
「 ・・ア様 、 ・リビア様 、 オリビア様 ! 大丈夫ですか !? 」
『 あれ ? ここどこ 、? 』
「 何を馬鹿なこと言ってるんですか ? オリビア様 。 」
『 ここは貴方様のお家じゃないですか 。 もしかしてさっき頭を打った時に記憶でもなくしてしまったのですか ? 』
( 意味がわからない 。 私こんな豪邸に住んでたっけ !? それでこの目の前の執事 ? みたいな人はなんで私のことを ”オリビア” と呼ぶの ? 私は極々平凡な名前なんですけど !? )
「 早く準備してください 。 皆さん下でお待ちになられていますよ 。 朝食の後は街にもお出かけになるんですよね 。 どのドレスにしていくのですか ? 」
( なんか引っかかる 。 オリビア聞いたことがあるような名前 … 。 )
( ふと 鏡にうつった自分の姿を見てみた 。 銀髪の綺麗な髪に青色の瞳 。 ああ間違いない 。 私が高校生ぐらいの頃によくやっていた 星に願いを込めて溺れるほどの口付を 略して ほしねが ありきたりな略し方だけどこれが1番呼びやすかったのを今でも覚えている 。 )
( それでこのオリビアという登場人物は 、 確か 。 言葉に表すことができないほどの ”面食い” だった気がする 。 そのせいで婚約者だった方に振られた 。 オリビアは怒り狂っていたがそんなことは気にせず その元婚約者は 新しい婚約者 を一週間も経たないうちに見つけてしまったそう 。 それが 聖女 だそうで誰も口出しをすることはできなかったらしい )
( オリビアは嫉妬と怒りで 聖女様に 意地悪をするようになっていった 。 バレないように、でも悪質な嫌がらせ 。 それに耐えられなくなった 聖女様は その元婚約者 エドワード第一王子 に助けを求めたらしい 怒ったエドワード様は オリビアを ・・・ )
( ってことは私 最終的にはやられてしまうの !? オリビアを ×した犯人が 誰なのか記憶に残っていないし 、 私どうなっちゃうの !? )
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