コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
【 hor × krs × oty 】
※上記3人以外のカプがちらーっと出てきます
※口調捉えられてないです
※方言わかんないからノリと勢いのエセ
※アニメ勢はネタバレ注意
※時間軸不明
※名前伏字無し
長い廊下を同じフランスを選んだチームメイトと談笑しながら歩く烏旅人。
そんな時、
「あ、烏!見つけた!」
と、背後から聞き覚えしかない声で名前を呼ばれた。
「なんや、凡。」
烏を呼んだのは潔世一。
Uー20戦ではかなりの活躍を見せていた青年だ。
「わざわざここまで来て…なんかあったん?」
潔の選んだ国はドイツ。
誰かに伝言を頼めばいいはずなのに、フランス棟に足を運んでくるということは、重要なことなのだろう。
「あ、うん。…で、まぁ…ここでは…あのー…。」
モジモジとしながら下を向き、潔は顔を逸らした。
「っはは、移動したいんか。ええよ。」
そんな姿を見て烏は察した。
烏の言葉に潔はパァっと明るくなった。
「マジありがと!」
「ん。貸1やからな。」
へらへらしながら、烏と潔は歩き始めた。
人があまり来ない場所でまた話し始めた。
「で、何の用やったん?」
「相談なんだけどさ…。」
潔は先程と同じように下を向いたが、すぐに顔を上げた。
「…男が男を好きになるって…変なこと…ですか。」
数秒間の沈黙。
烏はてっきり、サッカー関連の話をされると思っていた。
だが、潔の口から出てきたのは恋愛相談。
しかも、なぜか敬語だ。
くつくつと烏は笑う。
「そりゃ、ここ男しかおらんし、今の時代だと変ちゃうやろ。」
「…よかった…。」
烏の言葉に潔はホッと胸をなでおろした。
「…で、誰なん?」
好きな人を聞かれるとは思っておらず、
「え?!?!」
と、潔は驚いた。
「そんくらい教えろや。別に言いふらすつもり無いし。」
脅すつもりはあるんやけど、とは口にせず、烏は言った。
「…いやー、それはちょっと…。」
潔は両手を胸の前に出し、首を横に振る。
「お前の相棒か?それとも鮫か?」
そんな潔を他所に、烏は潔と仲の良い人をあげて言った。
「蜂楽はホントにただの相棒だし!黒名はどっちかって言うとライバルだし!」
あわあわと顔を赤くしながら、さっきよりも早いスピードで首を横に振った。
「ふぅん。んじゃ、皇帝サマ?」
「そんなわけないだろ。」
食い気味に、しかも急にスン、と落ち着く潔に烏は笑う。
「俺が好きなのはネ…ス…。」
しまった、そう潔は思った。
烏はニヤァ、と口角を上げ、潔を見る。
「へぇ〜!そうなんか〜!!」
「ちょ、ま!今の嘘!!めっちゃ嘘だから!!」
時すでに遅し。
烏はその場を去ろうと動き出していた。
「別にええと思うわ、頑張りぃ〜。」
人の恋路を邪魔するわけでもない烏。
潔もその事をわかって烏に相談したのだ。
「…相談乗ってくれてありがと!」
好きな人を知られたのは嫌だが、それでも烏は良い奴。
潔は理解している。
「なぁ、烏。相談乗ってくれんだろ?」
トレーニングの休憩時、またもや誰かが烏を呼んだ。
「赤いの…凡から聞いたな?」
赤いの、とは千切豹馬のことで、潔と千切はたいそう仲がいいため、烏は言った。
「そう。いいだろ、減るもんじゃねーし。」
「乗ってもらう立場のくせしてなに偉そうにしとんねん。まぁ、ええよ。」
千切に対しても1つ貸しを作る烏。
移動するか?と、千切に聞くが、千切は断った。
早く本題に入りたいのだとわかる。
「蜂楽と好きな人被ったんだけどさ、どーすればいい?」
恋愛関連の相談だと烏も察していて、今回は驚かなかったが、
「…修羅場やな…。」
と、別のことに驚いた。
「身ィ引くのもいいと思ったんだけど無理だった。引けねぇ。」
「なんや、実践したん?」
「あぁ。けど、マジで無理。会いたくて会いたくて仕方なくなる。」
千切も千切で考えて行動していたが、無理だったらしい。
「なら諦めなくてええんちゃうか?正々堂々、真正面からいけば。」
烏は悩みながらも思ったことを口にした。
「正々堂々…。」
烏の言葉の1部を繰り返して言う千切。
そんな千切を見て烏は
「…なぁ、赤いの。好きな人、ってもしかして…」
と、聞いた。
「…多分、そのもしかしてで想像してる人。」
にし、と笑う千切。
その顔はどこか照れくさそうで、なんとも可愛らしい表情であった。
「さんきゅ、烏。また何かあったらくるわ!」
千切は後ろを向き、歩きながら烏に手を振った。
「おぉ…頑張りや…。」
でもアイツ、今なんか暗くてなんか元気ないやん…いけんのか…?
千切の背を見て烏は思った。
ギャイギャイ、と廊下で騒ぐ音がする。
烏は喧嘩なら止めようと顔を覗かせた。
「…あれ、烏やん。」
烏に気づき、騒いでいた青年が烏に言う。
青年は氷織羊と言い、烏と同じく関西出身だ。
「噂をすれば、ってやつぅ?」
もう1人騒いでいた青年は乙夜影太。
烏の悪友だが、サッカーでの相性は抜群だった。
「なんや、氷織と乙夜か。ここで何してんの?」
この2人は流石に恋愛相談なんて…と思い、烏は聞いた。
「烏が相談やってるっての聞いて来たらタイミング被ってもうたんよ。」
「で、どっちから聞いてもらうか話し合ってたって感じ。」
だが、想像とは違い恋愛相談だったようだ。
「どっちでもええわ…。」
烏はしょうもない理由で騒いでいたことに呆れた。
「じゃあ、とりあえず言ってくわ。」
「そやね。」
2人が交互に言うらしく、烏は頑張って脳を整理できるよう、1度目をつぶってから、また目を開けた。
「その人な、昔からの中なんよ。」
「へぇ。」
「俺は最近。もっと前から会いたかった。」
「ほぉ。」
「しかもサッカー上手いんや。ハンドワークが特に。」
「…そ、そうなんか。」
「パスも正確だし、絶対ゴール決めれるって人のところにパスしてる。」
「…。」
「でも、その人浮気性なんよねぇ。」
「そうそう。誰にでも媚び売っちゃってるし。」
「「烏、どう思う?」」
2人は声を合わせて烏に言った。
「脈ナシ!とっとと諦めた方が身のためやと思うで。」
烏は急に雑な態度で2人に言う。
今までは真面目に回答していたというのに、だ。
「そうしたいのは山々だけど、もう遅いんだよ、烏。」
「諦めたいのに、ずぅーっと考えてまうんよね。」
ジリジリと烏との距離を詰める乙夜と氷織。
烏もそれに合わせ、どんどん後ろへ下がる。
「つーか、俺らの好きな人わかったでしょ。」
「烏は察しええもんなぁ。」
壁際に追いやられてしまった烏。
「…あー!わからへん!!わからへん!!」
烏は叫び、ちょうど空いていた2人の隙間を走り抜けた。
「うわ、逃がした。」
「…まぁ、いつでも来れるし平気やろ。」
2人はさっきの騒ぐのとは逆で、冷静に烏をどう捕まえるか話し合った。
スクロールお疲れ様でした!!
🌈以外書くのは初ですネ😗
ブルーロックス全員可愛くて好🤞🏻
やる気とネタがあったら🌈以外の他界隈も書きます。多分🙄