主人公は 菊さんです。
病んでます。
非常にショッキングな表現が多く含まれています。感じ方によっては胸糞です。
グロ耐性のある方や胸糞平気な方のみスクロールして見ていってください。
ねぇ。タコってストレス溜まったら何するか知ってる?
自分の足を__
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たまに思うんです。
なぜ、私は“国”としてこの世に生まれてしまったのか。
こんなにもメンタルが弱いのに。
私にはこの役割はあまりにも重い。重たすぎる。
すみません、ごめんなさいと、頭を下げてばかり。
何度も何度も
「生まれなきゃ良かった」
と思うばかりで。
「国民を縛って楽しいのか!?」
「貴方のような人がどうして国なんだ!」
「貴方のせいで夫も息子も失った!
なのに貴方だけのうのうと生きていて…罪を償ってください…ッ」
その度に罪を認識し、自分を痛めつけるようなことをした。それと同時に自分が“普通じゃないこと”も認識させられる。
「ごめんなさい…ごめんなさいッ…!」
もう、元に戻るわけじゃないのに。
苦しんでいる国民や遺族の方々に申し訳ない気持ちが強くて、自分なんて消えればいいのにと願うばかりで。
だから、思いついたんです。
暗いこと考えられる脳みその容量をなくしてしまえばよいと。
そこからは四肢を引きちぎった、目をくり抜いた、他にもたくさん。
繰り返すうち、たくさん着物が血塗れをました、でも、もう今更どうでも良い。
「日本さん…もうやめてください」
「ねぇ…菊…もうやめてよ…」
?
分からない。
何故、私のために泣くのか、
分からない。
何故、悲しそうな顔をするのか、
分からない。
私は…
何をしたかったのか
「…ぁ」
確かに分かること。
それは、私のせいで泣かせてしまったこと。
「実にすみません」
「…償います」
治りかけていた手首の傷を日本刀で切り落とそうとした。
そう、切り落とそうと。
抱きしめられてしまった。
何故?これも誰かのため?
でも、それは温かく、心地よかった。
_____私は誰?
誰も私を求めてないはずなのに。
____本当に?
私は何がしたかったのか
「______。」
私にはもう分からない。
コメント
1件
こういう曖昧というか不穏な終わり方好きです