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「はい、お粥できたよ」
怪しいと思いながらジロジロ見ていると
「なに、そんなに怪しい?」
当たり前だろと思いながらもイギリスは嫌味を込めて口をひらいた
「当たり前でしょう、あなたが食べるかどうか証明してもらわないと無理です」
嫌そうな顔をしながらフランスは仕方なくスプーンを口へ運ぶ
「ほら大丈夫でしょ?ほら、あーん」
イギリスはフランスの手を優しく振り払う
「スプーン変えてください、あと自分で食べれます」
イギリスは布団へ潜り込んむとフランスが無理やり腕を掴んで布団から出してくる
「いやいやいけるって、あっち行くのだるいし」
「いやですー」
子供みたいに駄々をこねるイギリスの口に無理やりお粥を食べさすとフランスはイギリスに尋ねる
「おいし?」
「あなたのせいで美味しくないです」
「そっかそっか美味しいかなら良かった」
話を聞いているのかこいつは
「あ、そういえば熱は?」
フランスが体温計をとってイギリスの脇へ捩じ込む
「痛いですって」
「これくらい我慢ー」
ぴぴっぴぴっ
体温計がなり確認する
37.7
「うん、まあ、、」
「でもまあまあ下がりましたよ」
「へえー」
興味なさそうに返事をするフランスにもっと腹が立つ
イギリスがお粥を食べ終わった頃フランスはベットでイギリスの太腿を枕にしてうとうとしていた
「フランス、重いし痛い」
仕方ないなぁ…と言いながらフランスはリビングへ歩いて行った
起きた頃イギリスはすっかり風邪が治っていた
もうそろそろフランスには返って欲しい時間
「フランスー?」
フランスの様子を見にいったイギリスはソファで寝ているフランスに声をかける
「んぁ…?おはよ…」
「帰ってください」
イギリスは目を擦ってふらふら左右に揺れながら帰る準備をしているフランスを見届けた