【王馬小吉のハッピーエンド】
王「…どういうこと?」
最「ほら、このパッドに」
最原ちゃんが大事そうに持っているパッド。
それを奪い取るように取り、無理やり見た。
『モノクマの試練』
〈モノクマミッション〉
①街にある3つのポイントスポットにカードを差し込むこと
②怪物と戦い、生き延びること
ミッション達成まで、帰れません
王「はぁ?」
最「ほら…帰れないらしいんだ。」
王「こんなの馬鹿げてるよね、本当に」
最「街も広いらしくてさ、結構時間がかかりそうだよ」
王「まぁとりあいず、さっさとポイントスポット探して帰ろ」
最「そうだね」
王「このリュックも持ってこ」
近くにあった白いリュックを手に取り、最原ちゃんに取り付けた
最「えっ、僕?」
王「荷物持ちはごめんだからね」
最「しょうがないな…」
王「さぁ、早速行こう!…って言いたいところなんだけどさ」
最「?」
王「お腹すいたな〜」
最「近くにコンビニがあったよ。ドラッグストアとかもあったし」
王「おっ、さっすが最原ちゃん!そこだけは頼りになる!」
最「ひどいな…」
俺は空腹で今にも倒れそうだった。だから急いでコンビニへと走った
【コンビニ】
王「おー!すごい品揃え!」
最「そうだね、日用品まで買えるのか」
俺はすかさずお菓子の棚からポテトチップスやチョコを根こそぎとった
最「…そういえばお金持ってないよね、王馬君」
王「…こういうのはね。最原ちゃん」
最原ちゃんの目の前でお菓子を全てパーティー開けにし、食べた
最「ちょ、ちょっと!何してるんだ!」
王「えー、だってここは異世界だよ。こんなことしないと生きてけないよ?」
最「だとしても…!こんなの犯罪だ…!」
王「にしし、悪の総統だからね。俺は」
…あれ?悪の総統?なんだろう、これ
さっきからテンションおかしい気がするし、最原ちゃん?
なにか…欠けてる気がする…
最「王馬君、ポイントスポットの件なんだけどさ」
王「うん」
最「マップとかがなくって、僕たちの他に人を探して聞くのが早いと思うんだ。」
王「他の人?誰かいたの?」
最「…それが、河川敷があってさ…そこに人の声がしたんだ」
王「えー?本当?」
最「本当だよ…!本当に聞こえたんだ」
王「いいよ、じゃあいってみよう」
最「そうしよう」
王「うん、あっ、その前に」
最原ちゃんのリュックにお菓子や缶詰、水、絆創膏、パンを詰め込んだ。
【河川敷】
最「ここなんだけど…」
王「…」
河川敷と聞いて完全に舐めていた。
ここは、最悪の汚さと最悪の臭さを纏った絶望的な魔窟だった。
コメント
1件
わー!二話目! 更新早くて嬉しいです✨ 王馬くんが記憶を取り戻しそうでドキドキしましたw 怪獣討伐……めっちゃ気になります!