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⚠️注意事項⚠️
・原作軸
・非公式
・設定無視&初対面
・気の迷いで作っただけの設定ごちゃごちゃ
こんな話を知ってるだろうか
「夜に彷徨う狐の話」
噂程度に聞いた話だが 、 ここらでは夜になると
狐の面を被った背丈の高い何者かが徘徊…
彷徨っているらしい。
「夜だってのに暑ぃな …」
夜風に当たろうと 俺は少し外で散歩した 。
ハンジに貰った 異国の和装? というのは
俺らの服より風通しもいいが それでも暑い 。
散歩をしてると何処からか鈴の音が聞こえてくる
「鈴 ?」
耳を澄まして聞いてみると だんだん近付いて
来るようだった 。
後ろを振り向くと …
「こ ン ば ん ハ 」
と 狐の面をした背丈の高い男に話しかけられた
「あ……ぁ…」
噂通りの姿に驚いたが 、 何処か落ち着く声で
思考停止していた 。
自分じゃ想像もできない顔をしていただろう 、
「驚かせてすまないね」
面を外すと 何処か 見た事があるような顔つき
だったが 、 誰なのかは分からない 。
「別に…驚いてねぇよ、」
その男はニヤリと笑った 。
「おい…何を笑ってやがる ?」
「君はもうこのセカイに存在しないのだな」
「は……、?」
何かの悪戯か ?そいつが何を言ってるかは
理解が出来なかった 。
「私の事が見えるのは死者だけなんだがな…」
そう呟くと 頭を搔く仕草をした 。
「嘘付け…俺は同僚からお前の目撃情報を得た 、
まさか死んでるというのか、?」
「そうだろうね」
淡々と語るその口には 慣れがあった 。
ハンジは……死んでるのか、?
「こっちで彷徨ってないであちらに行ったらどう
かな?」
「おいおいおいおい…待て待て… 」
頭が追い付かない 。この男が見えているという
事は 俺も死んでるのか ?
「だんだん分かってきたかな ?」
そう言う奴の顔を見あげると 顔がはっきりと
見えた
「エルヴィン……、?」
咄嗟に出たその名前は … 死者の名前だった
「ようやく自覚してくれたか 、」
「早く来い 皆 お前を待ってる 。」
そう手を引かれ 俺は … 仲間の元へ帰った 。
… 俺は とうの昔に 死んでいたのだ 。