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このお話の、続きが見たい方は いらっしゃいますか? (いらっしゃたら書かせて頂こうと 思っております)
このコメ欄に来た皆へ、米国拷問会しよ?(アメリカ推しの方大変申し訳ございません)
こんにちは
早速どうぞ
⚠注意⚠
ナチ日帝
NLです
何でも許せる方のみどうぞ
ザーザーと激しい黒い雨が降り注がれる。焼け野原になっている、かつての”街だった”物を見ながら、一人の軍服を着ている姿の女性が見られた。
その女性は、濃い緑色の軍服から足や腕から、大量の血を流し、うずくまっている。
誰か助けてくれる人は居るのかと聞かれたら、答えが出て来ない。
この女性は、何もかも失っていた。愛する方も弟達も、親も戦友も全て____
もう、希望が見えない皇国を見て何を思うのだろうか。答えは分からないしか言えない。
コツコツと言う足音が聞こえて来る。
誰か来たのだろう。もしかして、その女性を助けてくれる人なのか?と淡い期待を抱いた。だが、違ったらしい。
救世主だったらどれ程良かったか。
来たのは、一人の男性。此方も軍服を着ており、濃い青の軍服を着ていた。胸ポケットには、勲章が着けられており、靴は軍服を着ている人とは、思えない程に、オシャレな黒いブーツを履いていた。
女性がうずくまっているのを見ながら、拳銃を取り出す。女性は、逃げようとしなかった。足や腕に、血が大量に出ているから、逃げれないのでは?と思われるかも知れないが、女性は自ら死を望んでいるのだ。
何故、死を望んでいる?
もう、限界なんだ。
御国の為に命を捧げ、戦友が散っていく中、この絶望的な状況に、一生守ると誓った弟達を、自分の身勝手な判断で、失い愛する方は、自らその命を絶った。
ソレでも、戦って、戦って、戦った。
だが、そんな状況が変わる事は無かった。最後は死の爆弾によって、国民の命さえ護れなかった。
最後に彼女はこう言った。
「………腐ってしまえ、欧米共」血を吐きながら、歯を食いしばり、男性を睨む。右手を握り締めるその手の中には、紅い日の丸の国旗が握り締められていた。
彼女の最後の言葉を聞いた、男性はケラケラと嘲笑う。まるで、最後の負け犬が何か喋っていると思いながら。
男性は、彼女に拳銃を向け引き金を引こうとする。彼女が最後に聞いた声は。
「亜州の覇者もコレで終わりだな」
発砲した瞬間、鉄の匂いが鼻に吸い付く。嫌な匂いだ。鉄の匂いは、余り慣れないのだろうか、直ぐにその場から男性は、立ち去った。
次に目が覚めた場所は、美しい青い景色だった。雲一つない、晴天に太陽を我が手に、握ろうと必死に手を伸ばす。
だが、届かない。
当たり前だなと思いながら、ふっと笑う。太陽を握れるなんて、はなから思っていない。
自身の身体を見ると、血が止まっており怪我一つされて居なかった。何故だろうと不思議に思ったが、あいにく、そこまで気には止めなかった。
後ろから、またコツコツと音が聞こえる。
また、私を殺そうとして来る奴が来たのかと思ったが、その人物を見た瞬間女性は、目を丸くした。
次に来た男性は、黒いマントを羽織り、青と黒が混ざったスーツを着ていた。血の様に真っ赤に染まった赤い瞳をしているが、優しく微笑みを掛ける。
ゆっくりと手を広げ、おいでと合図をする。
ソレを見た、女性は声を震わせながら何回もその人物の名前を言い、泣きながら男性に抱き着く。
ソレを見た男性は、彼女と同じく何回も優しく、彼女の名前を言い、最後に愛の告白をする。
愛している____
読んで下さり有り難う御座います
それでは、さようなら