ただいちゃいちゃしてる2人を見たかっただけ
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「ねぇ、ふわっちぃ」
ソファに座り、ぼーっと部屋の天井を眺めていると、隣から俺を呼ぶ声がした。
「どーした?」
声の主である明那の方を見ると、ぎゅ、と温もりで身体が包まれた。明那が俺の胸にすりすりと頭を擦り付けてくる。髪が顔に当たって少しくすぐったい。
優しく抱き締め返して柔らかい髪を撫でる。
「あきにゃ、今日は甘えたさんやね」
「…そ」と小さく返事が返ってくる。明那はたまにこうやって甘えたになる日があるのだ。いつもめちゃくちゃ可愛いけど、この時は更に可愛さが増す。本人に言ったら「可愛くないもんっ!」って怒られちゃうけど。可愛い。
「ふわっち、いい匂いする。俺ふわっちの匂い好き」
「匂いだけなん?」
「…ふわっちも、、だいすき」
「!!あきなぁ〜〜♡」
俺の明那が可愛すぎて口元が緩んでしまう。抱きしめる腕の力を少しだけ強くした。
「…ね、ふわっち、」
「なぁに?」
「……ちゅ、して……?」
「…!」
少しだけ顔を上に向けて上目遣いになりながらいつも以上のおねだりをかましてくる。いつもは明るくて元気いっぱいな明那がこういう時だけぎこちなく甘えてくるのが反則級に可愛すぎる。
「今日は明那からちゅーしてよ」
「俺から?」
「うん、俺も明那にちゅーされたいな〜」
「……じゃあ目瞑っててね…?」
「はーい」
きゅっと目を瞑ると唇に温かくて柔らかいものが重なった。
明那今どんな顔してるんやろなぁ…絶対可愛ええよなぁ。
……ちょっとだけ、なら……
うっすら目を開いてみると、目の前にぎゅっと目を瞑り、頬を真っ赤にした明那がいた。あまりの破壊力に心臓が跳ねる。
「……っ!」
「あ」
唇が離れるとバッチリ明那と目が合ってしまった。もとから赤かった顔が更に染まっていく。
「ふ、ふわっち、見てたやろ…!!」
「にゃは、ごめんな?つい可愛くて」
「もぉ…」
ぎゅうっと胸元に顔をうずめられる。耳まで真っ赤なのが分かって可愛くてしょうがなかった。
「明那、顔上げて」
「ん?」
完全に気が抜けてる明那に今度は俺から唇を押し付けた。
「んむ、!…っぁ♡」
少し開いていた口に舌をねじ込む。熱くなった舌が絡み合ってぐちゅぐちゅと水音を立てた。
「ぁ……ん、♡ぅ、っふ、ぁ♡」
上顎を撫でたり舌を軽く吸ったりすると身体が跳ねて甘い嬌声が漏れる。服にしがみつきながら流されないように必死になる姿が愛おしくてたまらない。
「んぅっ、ふ、ぁ、んんっ、♡」
力ない手で胸を軽く叩かれた。唇を離すと同時に伏せていた目をそっと開く。艶やかな舌は白銀の糸を引いて、目元はとろんと蕩けていた。普段の明那からは見られない、俺しか知らない表情に優越感を覚えて心臓が高鳴るのを感じた。
「ほんま、可愛ええ顔しとんなぁ」
柔らかい頬を撫でながら蕩けた明那を堪能していると、くい、と服の裾を引っ張られた。
「ふあっち、続き、しよ」
やはり恥ずかしいのか俯いてしまった。だが裾を掴む手は更に力が入っていて。
きっと、明那がこうやって誘う事も俺だけが知っているんだろうな。
「ふふ、ええよ」
今夜は日が昇るまで可愛がってやろうと心に決めて、明那を抱き抱えた。