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【※黒の時代この時16歳】
津島Side
何時も通り任務を終わらせた帰り道
『…流石に疲れましたね…。』
早く寝たい…。私はそう思いながら
本部の方へ向かう…
今日は能力を使いすぎた
せいでいつもより早く
眠くなってしまう…。
『…あ、猫さん…。』
私は猫さんを見つけると、
鞄の中にいれていた煮干しを
差し上げた
『フフッ…可愛いですね…
家の子になりますか?』
私は猫さんを撫でながらそう云うと
猫さんは撫でられて気持ちいいのか
喉をゴロゴロとならしている…
可愛いですね…。なんか、癒されてると
余計眠くなって…
『…あ…やばい…限界だ…』フラッ、バタン
【津島が倒れる】
【✕✕分間後】
『…んぅ、?此処は…?…。』
?「目が覚めたか?」
『…!?!?』
私としたことが…眠ってしまうだなんて…
それに、知らない場所に知らない方…
どうしましょう…。
私はまず持ち物を確認する…。
よかった…何もとられてはない…。
ということは窃盗が目的で連れてこられた
訳ではありませんね…。よかった…。
にしても、身体が痛む…
あの時、猫さん庇って短刀で
切りつけられた んでしたっけ…?
あの猫さん大丈夫で しょうか…?
一応手当てはしたけれど 終わった瞬間
逃げ出しちゃったからな…。
『…。』
暫く沈黙が続いた後和装の男の人が
口を開いた
「驚かせてすまなかった…。
路地裏で倒れていたものだから
心配してな…。大丈夫か?」
多分、悪い人じゃないんだろうけど…。
森さんから云われてるからな…。
【回想(?)】ーーーーーーーー
森「いいかい?桜海くん、
なんでもかんでも 優しい大人には
気を付けるんだよ! 」
『私のようなガキを誰が狙うんで…?』
森「桜海くん君は眉目秀麗なんだから
少しは警戒心を持たなきゃ
いつかやられるよ!?」
『…?承知しました…?
以後気をつけます…』
森「気をつけてね~
(桜海くん絶対わかってないな…
首こてんなんて、しちゃって…。
無意識なのが余計心配…。)」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
なんて、こともあったな…。
でも、この人は多分悪い大人じゃないとおもう…だって、私の手当てをしてくれてる
から悪い大人だったらそんなこと
してくれないと思う…。私はそうおもっていると和装の方が
一度席を外しなにかを連れてきた
にゃーぁ、にゃーぁ【猫がなく】
『あ!!黒猫さん!よかった
無事だったんですね…。』
よかった…無事で。
にしても、さっきあったときよりも
毛並みが綺麗なような…?
「この猫…お主の飼い猫か?」
『…?いえ、私の飼い猫さんでは
ありませんよ?』
私がそう云うとその和装の方は一瞬双眸を
大きく開くと考え込んでしまった
『…あ、あの、いかがなされたので…?』
「あ、いや、すまない…
少し不思議におもってな…。」
『不思議…?』
「お主を見つけたとき…
怪我もして危ないと 思い
手当てしようとしたらその黒猫が
威嚇をしてきてな…。
飼い主かとおもったが ちがったのか…。」
そうなのですか…?
『…私を守ってくれてたんですか…?』
黒猫「にゃーぁにゃ」
『フフッそうですか…
有り難う黒猫さん…。』
私は猫さんを撫でながら云う
「…お主…名はなんと云う…」
そう云えば自己紹介してなかったな
『…私は津島 桜海と申します…。
この度は 助けていただき
有り難うございました…』
「私は福沢 諭吉だ…。猫好きなのか…?」
『!!は、はい、猫さん可愛いですよね
もしかしてこの子にブラッシングしてくださったのですか…?』
「?あぁ、少し乱れていたからな…。」
そう福沢さんは黒猫さんを撫でながら
云う、黒猫さんが威嚇してたって
云ってたけど今してないってことは…。
やっぱり福沢さんはいい人なんだよな…?
「…そう言えば…。津島よ」
『何でしょうか福沢さん?』
「私のことは下の名前でも、よいぞ…」
『…宜しいので…?』
「…。」コクッ【頷く】
『ゆ、ゆきちさ((コホン失礼致しました
えっと、諭吉さん…。
私も桜海と御呼びください』
「あぁ、宜しく桜海」
『はい、宜しくお願いします』
私は諭吉さんと仲良くなり時間が許す限り色々話した
【数時間後】
もうそろそろ帰らないと森さんから
怒られちゃう…。でも、まだいたいな…。
『諭吉さん、私、もう帰らないt((((
ふぇっ、クシュ…す、すみません///』
我ながら結構恥ずかしいですね…。
「大丈夫か…?今宵は冷える…
桜海、私の長羽織をかけるといい」
『…え…いいんですか…?』
「嗚呼…。」
『洗って返しまs((((「返さなくてよい」
え、何故…?』
「もしかして。いやだったか?」
『いえ、寧ろ嬉しいです
有り難うございます…。』
「そうか…ならよかった…
嗚呼それと、桜海に此れを」
『!!此れは、黒猫さんの縫いぐるみ
じゃないですか』
私は諭吉さんから灰色のリボンをかけた
黒猫さんの縫いぐるみを渡される
『これって…手作りですか…?』
私がそう言うと諭吉さんは目線を
そらしながら 相づちをうつ
『有り難うございます…。』
「あぁ、気をつけて帰るんだぞ…。」
『はい…諭吉さんお休みなさい』
「嗚呼、お休み」
私は諭吉さんに手を振って別れたのだった
津島Side 終