wt『なに? なんかあったの?』
my「…え、? い、いや、、?」
my『嘘つけ。』
wt『なんかあったから俺に逢いたかったんじゃないの?』
wt『じゃないとあんなメッセージ、涼太が送ってくるわけないじゃん』
wt『それに、あの人に「あってほしくない」って言われてんのに呼んでんだから』
涼太のパートナーは嫉妬深く束縛が激しいそうで、涼太がパートナーと付き合った頃から
「関係をほとんど絶ってほしい」と涼太に頼まれていたことも俺は知っている。
そして、涼太から「あまり逢えないかもしれない」という相談も受けていた。
だから、俺は涼太と逢うのを交際中も結婚後も控えていた。
そして現在もその約束は続いているはずなのに、涼太はわざわざ俺を呼び出した。
「どうしても会いたい」と。
俺はコーヒーを1口飲んで言い放った。
wt『なにがあったの。』
涼太は俯いた。
my「…翔太には、、関係無い、」
俺はその一言に怒りを覚えた。
wt『関係有るから言ってんだろ。』
wt『俺と、お前はずっと一緒にいる。 』
wt『そんなずっと一緒にいる奴に何かが起こって関係無いわけねぇだろ』
俺は軽くキレた。
すると、涼太の目には光る雫が溢れた。
そのうち、頬を伝い一筋の涙となって流れた。
my「…やっぱり、、」
my「翔太には敵わないね、笑」
涼太は涙を拭いながら不器用な笑みを見せた。
wt『何があったの。』
wt『ゆっくりでいいから、話してみて。』
そこから、涼太は大粒の涙を流しながら全てを語った。
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