悪い夢(🍏🐧🧷)

動画の企画で黒組に勝利した白組。そのご褒美で焼肉に行ったその帰りに飲み足りないからと、俺の家で二次会を開いた。

「酒なら腐るほどあるし、好きなの飲みなよ〜」

「「はーい」」

俺も久しぶりに飲むし、明日のタスクは…まあ、大丈夫でしょ。

〜数時間後〜

目の前には空いた缶と瓶が山のようにある。

ペースミスったか？これ。

ふと、眠気が襲ってきて、隣にいたれむに寄りかかる。

「ん〜？どうしたのぉ？かなちゃーん」

酔ってる。こいつも明らかに酔ってる。

「眠い。」

「かなちゃん、お仕事いつも頑張ってるもんねぇーほーらおいで〜」

れむがてをひろげてる。

行かなきゃ…

ｷﾞｭ

「あ！ずるーい！俺も〜」

ｷﾞｭ

後ろからまとめてハグされてる。

「しゃるちゃ〜ん！かなちゃんが潰れちゃうよ〜」

「あ、ははぁ！ごめんごめん！」

「もっと…」

「ん？/え？」

「もっと強くｷﾞｭってして！」

「「仕方ないなぁ…ﾆｺ」」

すごい安心感。ハグするとストレスの1/3減るのは本当かもしれない。

「よーしよぉーし！かなめはお仕事頑張って偉いね〜、グループのこと考えて行動できてえらい！！」

れむが俺を褒めてる。あのれむが。

萌え袖から、綺麗に塗られた黒ネイルの手が出て、その手で俺の頭を撫でている。

「俺もー！！」

しゃるろの大きな手が俺の頭の上に乗る。

力任せではなく、優しく俺の頭を撫でる。

「かなめは頑張ってる！！偉い！！！」

「え！？れむは！？？」

「えぇ！？れむちも頑張ってるよー！！！」

「でしょ！？！？」( *¯ ꒳¯*)

「れむも頑張って偉い」

れむに回してる手を片方外し、れむのあたまに手を載せる。

れむの頭を優しく撫でた。

「俺は〜！！？？？」

肩に頭をのせてくるしゃるろに、撫でていた手を止め、しゃるろの頭に載せる。

「しゃるろもよくがんばってるよ。」

「えへぇ〜もっと褒めて〜！」

しゃるろがまたきつくハグをする。

「2人とも頑張って偉いよ。」

れむがコップに入った酒に手をかける。

「かなちゃん」

俺はしゃるろの頭を撫でる手を止めれむの方を見る。

(撫でて欲しいのか？)

「どうした、れ(ﾁｭｯ」

れむからの唐突な口付けに戸惑ったが、しかし、そんな事を考える間もなく、舌が唇をこじ開けようと動く、抗う間もなく開かれた唇から、なにか注がれる。

これは、ウィスキーだ…

ゴキュ

「ゴボッ…ゴボッ…れむ？」

「せめて、開けちゃった分だけ飲みきっちゃお？かなちゃん両手塞がってるし、れむが飲ませてあげる！！」

「ほーらしゃるちゃんも！かなちゃんギューしてないで！飲みきっちゃお！！」

「はーい！ほらかなめこっち向いて…」

(耳元でいうな…)

「口移しじゃn(ﾁｭｯ」

「かなちゃんおててあったかいねぇ。れむ、かなちゃんの手好きー」

れむが俺の手を握ってくる。少し冷たい。

「(ﾌﾟﾊｧ)俺もー！！かなめの手かっこいいよね。」

急に度数の高い酒を入れられたからクラクラする。息が整わない…

「はぁ…はぁ…」

「れーむち、おいで〜！」

ﾁｭｯ、 ｺﾞｸ

ﾁｭｯ、ｼﾞｭﾙ…、ﾝｸﾞｩ…

「(ﾌﾟﾊｧ)危ないよ！かなちゃんのズボンの上にこぼれちゃうよ…｣

「残りもう少しだね」

「ほーら次」

「「かなめの番だよ」」

「ああ。おいでよふたりとも」

れむを片手で抱き寄せ、口に残り半分のウィスキーを口に含む。

唇を重ねるが、既に口を軽く開けているれむ。

そのまま、ウィスキーを流し込む。

もう片方の手でしゃるろの頭を撫でる。

れむの口に入っていったウィスキーが喉を通り切ったのを確認したあと、深く舌を絡ませる。

れむのかわいい声が聞こえてくる。

見せつけられたんだ、これぐらしてもいい。

口を離し、れむの頭を片手で撫でる。

「しゃるろ。」

口に残ってるウィスキーを含み、唇を合わす。

口を軽く開けたしゃるろにウィスキーを流し込もうとした時に、しゃるろが舌を絡ませに来た。驚きそのまま、飲み込んでしまう。

しゃるろは止まらず舌を深く絡ませてくる。

「かなちゃん」

(ビクッ)

あまり聞かない、れむの低音が耳に入ってくる。

「なんで、そんな事したの？」

答えれるわけが無い。今口はしゃるろに塞がれてるんだから。

「そんなに可愛い顔で煽って…無事で済むと思ってるの？」(ﾍﾟﾛ)

また体が震える。

2人に口と耳を攻められる。頭がおかしくなる。

長い口付けがおわり、しゃるろが耳元で囁いてきた。

「おかしくなっちゃえばいいんだよ。」

そっか。

「すきにしていいよ。」

〜朝〜

何かが焼ける匂いで目が覚める。

｢ん…うーん…｣

｢あ！起きたぁ？｣

｢おはよう、しゃるろ、あれ？れむは？｣

｢れむちなら、いやいやお仕事いったよ！よく寝たねー｣

｢ちょっとまっててよご飯出来るから。｣

｢しゃるろ…昨日って…｣

｢あ〜かなちゃん1番最初に脱落したよ笑｣

｢後片付けも俺らでやっといたから。｣

｢あ、ありがとう…｣

｢あれは…夢だったのか…キモイ夢だな…｣