「痴漢。」第1話
デート当日
「よし!シン、準備できたか?」
「はい 出来ましたよ」
「じゃあ行くか!!行ってきまーす!」
「行きましょうか」
湊とシンは家を出た。
湊とシンは手を繋いで電車を待っている。
「今日はテンション高いですね 、 湊さん笑」
「ま、まぁな~笑、、」
「ほら、電車来ました」
「乗る時気をつけてくださいね」
「わーってるよ!俺はガキじゃねぇから!」
「はいはい 笑」
電車に揺られて10分ほど、
「湊さんすみません、ちょっとトイレに行ってきてもいいですか、?」
「おう いいよ 行ってこい」
「ここにいてくださいね」
「はいはい 笑」
シンがトイレに行ってすぐ、スーツを着た40代ほどの男性が隣に来た。
「隣、いいかな?」
「あぁ~、」
シンがそこは元々居た場所だがきっとまだ帰ってこないだろうとシンが居た場所を譲った。
「あ、大丈夫ですよ 、 ! どうぞ~ 」
「ありがとう」
その男性はにこにこと笑みを浮かべていて少し怖い。
「きょ、今日ちょっと混んでますね 、笑」
人が多いので時々肩が触れてしまう。
「すみません体当たっちゃって」
「あぁ 大丈夫だよ むしろ嬉しい」
「嬉しい 、?」
湊はその言葉に違和感を感じた。その瞬間電車が揺れた。
「んぁッ、、」
湊のものと男性のもの同士が布越しに触れてしまう。
「あっ、すいません !」
「今のはしょうがないのに、気持ち悪いやつで、迷惑ですよね 、 !」
「ううん、大丈夫だよ」
こんなことが起きているのに男性は変わらず微笑んでいる。
その時湊はその男性に手首を掴まれて引き付けられ、その男との距離がゼロになる。
「えっ 、 ?」
「んぁッ♡」
湊のものが男性のものと触れてしまう。
「あッ、」
この男はぐりぐりと湊のものに下半身を押し付けている。
「ちょ、ちょっ 、」
「んぁ あぁッッ、♡」
「どう?きもちい?」
「ちょッ、、ちょ、っと、やめてくださ、、 い、、」
「やめないよ♡」
「今は人がいっぱいだから、あんま声出さないで?」
小声で湊の耳元に囁くその男。
「んぁぁ、、」
「ッし、しッん、たッたすけ、って、、」
湊はシンに微かな声で助けを求める。
その瞬間ある男に手首を掴まれてその男とは違う方向に体が動く。
「おい。そこのおっさん。」
「俺の恋人に何してんの?」
「嫌がってんの見えないの?」
「えッ、と あッの、」
「逃げても無駄。お前がした事ちゃんと考えな。」
「ごっ、ごめんなさい、」
「謝って済むとでも思ってんの?」
「お前は警察行き。」
その男は結果警察に連れていかれた。
…車内は気まづい雰囲気になってしまいそれをシンが感じ取り
シンと湊は電車から出る。
「…一旦出ましょうか」
「湊さん、、俺がトイレなんかに行ったから、、」
「……だっ、大丈夫、」
「でも、怖かった、ッ」
湊は涙を流している。
シンは大きな腕で湊を包み込む。
「ごめんなさい、ごめんなさい、」
「あの人はちゃんと警察に捕まってますから」
「安心してくださいね」
「…今日はもう帰りましょうか」
あんな事があった後にデートなんて出来る訳もなく2人は家に帰った。
家にて
「今日は本当にごめんなさい、」
「なっ、なんでお前が謝ってんだよ、」
「何でもします、それくらいの罪を俺は犯したので」
「だからいいっt、、……あ」
「いっ、1個だけ、」
「し、消毒、して?」
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コメント
3件
続き楽しみにしてますね😊シンちゃんが湊さんのことを消毒するストーリーは最高すぎますね💕︎💕︎