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※本作品はvvt様のnmmnとなっております。
※ご本人様方には一切関係ありません。
注意事項
内容
・キャラ崩壊
・左nk 右kr
・BL
・kr 聾(難聴者)設定付き
文章
・初心者
・誤字脱字
・情景描写
難しく聴こえる愛を
nk×kr
では本編へどうぞ。
nkst
僕の目の前でスマホをいじっているのは”きりやん”という名をした、太陽の温かさを沢山浴びた金糸を寄せ集めたように輝く髪色をした男だ。
「きっりやぁ~ん!」
大声で名前を呼ぶ、そしてゆっくりソファーに座る彼に歩み寄る。
彼の肩と首の隙間から顔をのぞかせてみるとパチリと目が合った。
kr「うわぁッえ、なに?Nakamu、急に」
驚いたように身を震わせてはその手に持つスマホを落としていた。
「へっへ~w」
きりやんを驚かしてやった。そんな達成感を味わないながら彼が落としたスマホを拾う。
ついつい癖で拾い上げると同時にスマホの画面を見てしまった。
画面に映るのは某ブラウザアプリケーション。どうやらネットの海へと繰り出していた最中のようだった。
kr「ちょッ!Nakamu!返せッ!」
手を伸ばして僕の手にあるスマホを取ろうとする彼。これは何かあるなと思い抱え込むようにしゃがむ。
再び画面に目を向けると表示された検索欄の中で1つのワードが僕の目に残る。
「難聴 恋人 捨てられる…ねぇ」
その言葉を目にした時、胸が締め付けられるように苦しくなった。
kr「…なんか見た?」
そう不安そうな顔をしている彼。
僕は手の全体を使いバツの形を作り、画面がロックされているという表示をきりやんに見せつけてやった。
すると安心したのか彼の肩の強ばりが解ける。
先程見たことを思い出し、また胸が詰まる。
もちろん、きりやんの事は世界で1番好きだ。当たり前だ。捨てる気なんぞ毛頭ない。
この愛を感じてくれてないなんて悲しいな。なんて思うが今はそれ以上にショックを受けている。。
まぁ、彼が不安に感じていることに対してもだけれど、その事を僕に隠そうとしてきたのが何よりも悲しくて仕方ない。
kr「…Nakamu?」
心配そうに僕の見つめるその目を見ることが出来なくて思わず抱きしめる。
kr「マジでどうしたw」
何も無いよ、というふうに彼のその逞しい胸板へと顔を擦り付ける。
おもむろに自身のポケットからAirP■dsと類似する補聴器を取り出すきりやん。
パカッとケースを開くと見ただけでは見分けがつかないそれを両耳に付けていく。
kr「ん。ほら、補聴器つけたから。俺の大好きなNakamuくんはどうしたのかな」
nk「…別になぁにも」
そう答えると優しく撫でてくれた。
なんだか悔しくてきりやんの耳に付いている補聴器をゆっくり取る。
kr「え、なになになに」
そんな風に戸惑っているこの男など気にしない。
下から何事かという顔をしている彼を見上げその行動を続ける。
「きりやん、だーいすき。愛してるよ」
聴こえない彼にそう言葉を放つ
kr「え、なに?ごめん。もう一回言って…?てかなんで補聴器取るの!?」
補聴器をつけてない時は決まって口の動きで判断できるように遅めに言うのだが、今回はそんなことをしていなかった為、読み取れなかったのだろう。
彼が困った顔をしている。
ならばと、今度はゆっくりと伝える
「あ い し て る 」
大きく口を動かしながら伝え終わると同時にクイッと爪先で立ち、その無防備な唇へ口付けする。
すると再び僕の目に映ったのは顔中を真っ赤にして口を隠す愛しい人の姿。
kr「……ぉ、ま。…ばかッ」
そう文句を立てると顔を逸らされた。
kr「お、俺も愛して…る。」
恥ずかしがりながらもこうやって愛情を伝えてくれる、そんな優しいことが大好きなのだ。
kr「…Nakamu」
逸らしてた顔を元に戻し真っ直ぐと見つめてくるその琥珀は少しだけ濡れていて、加虐心をくすぐってくる。
「なに?」
kr「…補聴器返して。…Nakamuの声で聞きたい、、」
恥ずかしかったのか彼の視線がどんどんと下がっていく。
それにしてもなんて可愛いことをいうのか。「Nakamuの声で聞きたい」なんてさ。
本当、罪な男だ。
そんなきりやんの行動のせいで断然、僕の加虐心が込み上げきた。
僕がトントンと指で自身の唇と触るとその意味に気づいたのか「はぁ」と1つのため息をつくきりやん。
すると拙いその手で僕の頬を覆うと先程のように唇に温かさが灯る。
kr「…やったから返して」
そう言われたので片手に持っていた補聴器を彼の耳へと付ける。耳に触れる度にビクビクと身体を震わせていて可愛かった。
「どう?ちゃんと付けれてる?」
kr「うん。出来てる」
「俺の声聞けて嬉しい?」
kr「まぁ、うん…。」
声では冷たいように聞こえるが実際は凄く照れているのがその耳の赤みから伺える。
「きりやん?」
kr「今度はなに?」
2人でソファーに腰をかけ対面で座る。
きりやんの両手をとり膝元で手を絡ませて優しくさする。
「大好きだよ。不安にさせてごめんね。絶対捨てないから安心して。」
そう意志の強さに比例するようにきりやんの手を覆う力も強くなった。
kr「やっぱ見たんじゃん」
きりやんは不服そうに口をとんがらせている。少しすると眉をひそめて申し訳なさそうな表情に変わった。
kr「ごめん。俺、なんか不安になっちゃって」
「ううん。いいよ。不安にさせちゃったのは俺が悪いからさ。…だから、、ね?」
そういって自身の体重をきりやんにかけるように目の前の彼を押し倒す。
「今日は俺からの愛情沢山受け取って」
kr「しょうがないな…」
※自我
ほのぼのがやはりいい…。
因みに、思考中のnkさん一人称”僕”ですが、喋っている時は”俺”になっています。
何故かと言うとカッコよくみせたいと思うプライド的なもので喋る時は”俺”だったらいいな、というしらふの嗜好です。
関係ない話ですが、新連載。チャットノベルにするか否かで迷ってます🤔
それでは皆様、お疲れ様でした