「協力…?」
「そ!一緒に真相、探らない?」
「…まあいいけど…一つだけ条件、つけていい?」
「?ええで?でも、条件ってなあに?」
「推理と襲ってくる人は僕がやるから、ヒントとかは君がやってくれない?」
「おーけーや!一緒にがんばろうな!」
「…?」
一瞬、人の気配を感じた気がした。気のせいだろうか。
「あっ篠田さんやないか。おーい」
「…ふたりできょうりょく…?わたしも…いれて…」
「もちろんええで…」
「よくない。」
スチャ…
僕は銃を篠田遥に構える。こうつぶやきながら。
「その枕に隠してある武器たち、全て捨てたらいいよ。」
「…え?」
「……バレちゃったか。」
「それとも『人を殺そうとしてるやつ』ってイメージ、広げようか?」
「わかった。捨ててくるよ。その前にー」
ザシュッ
「⁉」
僕の持ってたやつで切られた。いつのまに。
「君の武器も…捨ててね。」
「わかったよ。」
そういって遥は戻っていった。その直後
「楠木くん!大丈夫?痛くない?」
「別に…大丈夫です…」
「良かった…あと、敬語やめてな?」
「わ、わかった…」
そう言いながら、僕たちは図書室に向かった。
何故だろう。何も痛くない。故に、血液が垂れていることは気づかなかった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
僕たちが向かった図書室には、もう先客がいた。
「お!君たちも共通点探し?」
そこにいたのは木崎瑠衣。医者を目指しているらしい。
「あっ瑠衣くん!あのな、楠木くん、怪我しちゃったんや。見てくれん?」
「え?怪我しちゃったの?見せて見せて。」
「別に大した怪我じゃないのに…」
僕は切られた腕を見せる。すると彼は驚いた顔で
「えっ意外と血でてるじゃん!痛くなかったの?」
「え…別に…」
僕が見てみると思ったより血が出ていて自分でもびっくりした。
「ガーゼ貼っとくから。あんま触らないでね。」
「わかりました…」
「よし!楠木くんの怪我も処置出来たことだし!改めて捜索開始!」
「お〜!」
「ほら、青葉くんも(小声)」
「わ、わかりました…」
「お、お〜?」
【あとがき】
あんまり進みませんでしたね。どんどん進んでくのでよろしくお願いします!
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是非コメントよろしくお願いします!