コメント
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没にしてしまうのは勿体ない素敵なお話だと思いました🥰
こういうの大好きです💞森さん究極のセンスを持ってらっしゃる(?)表現が神極まりすぎてて😇小説家目指しませんか?((
森さんが書きたいと思ったならいいんじゃないですか? 優しい出だしのお話だと思いますよ? 少なくとも、私は続きを読みたいなぁと思いました✨
没作品を載せます🙌🏻
題名
coffee
設定
若井滉斗(主人公)
藤澤が経営するカフェの店員
大森と恋人だったが…
大森元貴
若井と恋人だったが…
藤澤涼架
カフェのオーナー(経営者)
_______________________
若井視点
今日も珈琲のふくよかな芳香が鼻孔をくすぐる。
僕の大好きな匂いだ。
テーブルを布巾で拭きながら店の窓の外を見ると雪ががちらちらと舞っているのが見えた。
もう冬か。初めてここに来た日を思い出す。
「若井ー!外のプレートOPENにしてきてくれない?今、手放せなくて…」
涼ちゃんの申し訳なさそうな声に
「分かったー!すぐ行くね!」
と返事をし、布巾を片付けて外のプレートをCLOSEからOPENへと表記を変える。
店内に戻り、涼ちゃんに変えたことを伝えると「ありがとう!」と優しい笑顔で感謝の言葉が返ってきた。
その反応に嬉しくなり
「他に何かやることある?」
と尋ねる。
「えっと…テーブルは若井拭いてくれてたもんね!んー、特に無いかな!お客さん来るまでゆっくりしてていいよ!」
と涼ちゃんが言う。
「涼ちゃんはまだ作業してるじゃん!涼ちゃんに任せっきりは気が引ける。」
そう抗議したが、うまく涼ちゃんに丸め込まれ、しぶしぶ涼ちゃんが作業をしている目の前のカウンター席に座ることにした。
この会話もだんだん日課になりつつある。
しばらく、涼ちゃんが作業しているのをじっと見つめていると「よしっ!」と呟いた。どうやら作業が終わったみたいだった。
この時点でOPENから30分経ったのだが平日だからなのかまだお客さんは来ていない。
お客さんが居ないうちにお手洗いにでも行こうかと思い席を立ち上がると、不意に『カランカラン』とドアに付いたベルが鳴った。
「いらっしゃいませ~」
と挨拶をすると、ドアの方から
「えっ……、?若井…?」
という声が聞こえてきた。凄く聞き慣れた声。小学校の頃からずっと一緒にいた、大好きな人の声だ。
驚きながら顔を上げると、やっぱりそうだ。
「元貴…?」
と呟く。涼ちゃんは目をぱちくりさせながら、
「えっと…お二人さんはお知り合い…なの?」
と戸惑っている様子だった。
「う、うん…そう、昔に仲の“良かった友達”だよ。」
と涼ちゃんに答える。本当はこんなこと、言いたくないんだよと言えるわけもなく。目の前の元貴は悲しそうに「ッ~…」と息を漏らしていた。
そんな元貴の様子に気付いたのか、涼ちゃんは
「ま、まあ…そこ使って話し合いなよ!」
と一番端の個室を貸してくれた。その部屋に移動している間も、元貴は俯いたままで下唇には血が滲んでいた。
席に着くと、元貴が口を開いた。
「…ねぇ、今まで何してたの?…ずっと音信不通で、!」
元貴は怒っている。そりゃそうか、ごめんね。
「…ごめん。」
沈黙が流れた後、元貴が見せてきたのは、2人で同居していた家に置いてきた僕の置き手紙と合鍵の写真だった。
「別れようって嘘だよね…?」
「…嘘じゃないよ?本当だから…。」
「、…もう、元貴のこと…好きじゃ…ない、。」
大丈夫かな。声、震えてないかな。ああ、胸が痛い。本当は別れたくないよ。嫌いじゃないよ。
「ッ、そっか…ごめん。帰るね。」
ごめんね。でもこれで嫌われたかな。僕だって本当は言いたかったよ。
「愛してる」「大好きだよ」「ずっと一緒だよ」って
でも、無理だなぁ…
辛いけど僕のこと忘れてもらわないと、
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実は🎸さんは病気で余命宣告をされていました。
だから🎤さんに嫌われようと本当は好きなのに嫌いって言ったり別れるって言ったり、家出をしたりして距離を突き放そうとしていました。
🎤さんはそのことに最後まで気づきませんでした。っていうありきたりなやつです。
面白いの「お」の字もない小説です。
見てくれてありがとうございました🙇🏻♀️