コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
笑顔の裏側
司「…、」
笑顔、笑顔…。そんなものを探しては諦め、探しては諦める。
本当の笑顔とは。心から笑っている時なのだろう。
司「心から笑う、かあ…」
そんなこと、オレに出来るだろうか。
…えむ視点…
え「あ、あの!」
司「…?はい、?」
え「こ、これ!落としました!」
司「…ぇ?」
あ、とっさに声かけちゃったけど……大丈夫かなあ…?あたし、変なこと言ってないかなあ…?
司「…ありがとうございます」
え「ひっ…あ、ああああありがとうございましたっ!!」
うわぁ……わ、わかんないけど!!あの人の笑顔…すっごく怖かった……
笑顔…ぎこちなかった……笑うことに慣れてないのかな…?…!ならっ!!あたしが笑わせてあげるんだ!!
え「あ、あの!!」
司「ま、まだ用があるの…?」
え「な、なにか…悩んでますかっ!」
司「…ぇ?」
……あ、あたし…またやっちゃった……また……迷惑かけちゃう……
司「……ある…けど、」
え「…!じゃあ、あたしが解決してあげる! 」
司「…え、……えぇ!?」
…寧々視点…
司「…え、……えぇ!?」
…あの子、何に驚いてるんだろ。
まあ、わたしには関係ないことだし。
早く、学校に行かなくちゃ。
~~
ね「……」
暇、暇。
学校に類は居るものの、わたしのクラスには仲が良い人なんていない。居るとしたら先生ぐらいだろう。
類「寧々!」
ね「あ、類。」
類「ちょっとこっちに来てくれるかい?」
ね「…わかった。」
~~
ね「で、なに?」
類「あのね…僕のクラスに転校生が来たんだ。」
ね「?それがどうしたの?」
類「それが…僕の席の隣になって……しかも笑顔がすっごく怖いんだ。」
ね「…へえ……」
興味……ある。
ね「見に行ってもいい?」
類「…!勿論!そのために寧々を呼んだのだから」
ね「そう…じゃ、Let’s Go、だね」
~~
ね「…」
司「…」
……会ったけど……気まずい……
ね「あ、あの…?」
司「あ、ごめんなさい…えぇっと…自己紹介?」
ね「あ…草薙寧々です。類の幼なじみです」
司「あ、天馬司です。えっと……神代くん…?の隣の席です…えっと…よろしくね…?」
ね「あ、うん、よろしくね」
…確かに、笑顔が怖い
…あ、そうだ、わたし達、ショーをやってるから、ショーで笑顔にしてみたら…?
ね「あ、ねえ!」
司「…?」
ね「ショー、興味ある?」
司「ショー、か。興味はある…かなっ…!」
ね「…!なら!わたし達、ショーやってるから、見てみないっ?」
司「…!じゃ、じゃあ…見てみようかなっ…!」
ね「ほんと…!?ありがとう!」
司「あ…うん、ありがとう」
っ…!今の…凄い綺麗な笑顔…
…よし、これから笑顔にしていくんだからっ!
~~
次回↪♡100