※ロゼ→→→→→→←らいの少し不穏、ロが少しヘラってる、独占欲高い世界線です
起きたら辺り一面緑の部屋に閉じ込められていた
「…ここは…どこだ…?」
そう思い、どこか隠し扉や、脱出出来そうな隙間を探した。しかし、どこを探してもそのようなものは見つからなかった。
「試しに、銃で撃ってみるか…」
と右側の腰についている2つついている銃ホルダーからかた方のホルダーから1丁の拳銃を出したそして、パンッと1発辺り一面緑の壁に撃った。しかし、なんのびくともしなかった。
「…どうすればいいと……誰か、助けに来てくれんかな?」
なんて、1人呟く。そして、特にやることもなく、時間だけが過ぎていった…だんだん緑色を見すぎて目が疲れてき少し目を閉じようとした。
「目を閉じたら緑色しか考えれんくなる…」
目を閉じれば緑が頭をよぎる。だから目を開けて自分の派手な黄色をした服や鮮やかな水色のベルトを見たりしたが、視線が自然と緑の床にいってしまう…
だんだんと時間はすぎていき
「よくわからんけど…無性に赤がみたくなってきた…」
緑の補色である赤を欲すると赤が無性に見たくなってたまらなくなる。自分の服にはあいにく赤色は一切ない。
赤…赤がみたい…なんでもいいから、赤が見たくてたまらない…ふと頭によぎったのが自分のメンバーの赤色だ。
「…ロゼ…ろぜにあいたいっ…」
と髪や上着が赤色に染まっている彼の姿を思い浮かべると、次は彼に会いたくて会いたくてしょうがなかった。只々みんなに会いたい。そう思う一心だった。
「赤…あか…っ…」
…もういっそ自分に銃を撃って赤を見ればいいのではとまで思った頃にカチャっとどこからか音がした。それに驚き顔を音のした方に上げるとそこには先ほど、会いたいと思っていた、見たいと思っていた赤髪の彼がいた。
『らいと…!!大丈夫だった!?』
『怪我してない!?』
と彼は慌てたような声を発してこちらによって来てくれた。なんて返そうかと考えている暇もなく、自分でも気づかない間にロゼの近くに走るように近ずいていた。
「ろぜっ!俺…よくわからんけどいつの間にか起きたら緑の変な部屋にいたんよ…」
言葉をたどたどしく繋げて、いままでの状況を説明した。
『うんうん』
とロゼは優しく寄り添うように頷いてくれる。
「その…だから…緑ばっか見とったら…その…」
『もしかして、緑の補色である赤を無性に見たくなっちゃったってこと?』
少し考えた素振りをし、見事にその通りであることを言ってたから驚きつつ、慌てて返事をした。
「…っ!!そうそう 」
『そっか…じゃあさ…』
と、なにか言いたげそうな顔をして納戸色の目で真剣そうにこちらを向いた、見惚れそうになりながらなにを言われるのか内心ハラハラしながら続きを待つと
『… 俺のこと、俺に会いたいって少しは考えたりしてくれた?』
いつもなら恥ずかしくて誤魔化すけれど緑に囲まれてて頭がおかしくなってしまったのかとにかくロゼのそばにいたかったそう思っていたのは事実だ、いまもこの緑の部屋に人気は目立つ赤の彼に飛びつきたい思いだった。
「…あいたかったに決まってんじゃん…」
『俺に会いたくなったでしょ?いいよ、おいで』
とまるで緑の部屋に俺がいるのを知っているような口ぶりをし、そっと手を広げた。
恐る恐る近づくとギュッと包み込むように抱きしめてきた。俺より少し身長があるから抱きしめられるとロゼの首筋に顔が来てすごくドキドキする
『こんなところにずっといて怖かった?』
「…べつに」
『そんな強がらなくてもいいよ』
「…っ…」
『俺しかいないから泣いていいんだよほら、俺に甘えて?』
1言1言、優しい声でなだめてくれた。そして、俺の髪を撫でてくれた。
「…っ……くっ……ぅ……」
優しくしてくるせいで自然と我慢していた涙がでてきて止まらなくなってしまった。
「…こわかったっ…みんなに、っあえないと…おもうっとこわくてっ…(泣)」
泣き出すと不安になって無意識にロゼの長い赤色のコートの布を握ってしまう。
『…もう大丈夫だよ』
「っ…ぐっ…………ッ」
『これからもずっと一緒にいてくれる?』
「…ッ…うん…」
『じゃあここから出よう、みんなが待ってる』
そうして一緒にこの緑の不気味な部屋を後にした
『これからもずっと俺から離れないでね』
そう言ってロゼは俺を 抱きしめながら目を細めて口角を少し上げた。
「…?」
この時、彼が俺を気絶させ、あの部屋に閉じ込め、全て自作の演技だったことは知る由もなかったのであった。
『絶対離さないから』
『これからもよろしくね』
『俺の可愛い可愛いらいと♡』