コメント
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こういう系好きです😭😭 身体が弱い💎くんを守ろうとする🐇さん心強い🥲🥲双子なのめっちゃいいね🥲🥲泣ける((?? あと、注射に怖がる💎くん可愛すぎます😇(( 何気にこういうパロ書くの難しいから書けるの尊敬します😭😭()
気休め小説です😌
サムネは描きます!!
ご注意
水白/双子 /恋愛要素無し/青春/病院パロ/軽度の嫉妬あり
それではどうぞ!
ずっと昔の記憶。
絶対に守り抜くとお互いに傍を離れなかった兄弟のおはなし。
白「うぁあ”あ”んッ…痛いぃ…ッ…」
水「しょうちゃん大丈夫ッ…!?泣かないでぇッ、痛いの痛いの飛んでけー!!(汗)」
水「しょうちゃん!お祭り楽しいね〜!」
白「うん!いむくんと来れて良かった!」
水「はい!これあげる!」
白「りんご飴や…!?ええの…!?」
水「うん!!一緒に食べよー♪」
水「っふふ…」
水「懐かしいなぁ…♪」
昼下がり、きっとみんなお昼ご飯を食べ終えて遊んでいる頃だろうか。
僕は可愛い弟との思い出をアルバムやカメラを辿って振り返っているところ。
外からは楽しそうに遊ぶ子供の声が聞こえる。
水「…この初兎ちゃん元気そうだなー、いいなー」
一人取り残された白いお部屋、ここは病室。
ただの風邪らしいんだけど、僕、生まれつき体弱いらしくって入院させられちゃった。
水「早く初兎ちゃんと友達と遊びたいよー!((ボフッボフッ」
乱暴に腕を揺らし布団を軽く叩く。
けほっけほっ、咳出ちゃう、僕ってバカなのかもしれない。
「まーた暴れてる、ほっそいし体弱いんやから、そんなんしたら骨折するんちゃう?」
聞き馴染みのある癪に障る声が聞こえた!
水「…そこまで弱くないし」
水「てか!!患者にそんなこと言うのやっぱデリカシー無いよいふくん先生!」
青「お前はマナーが無いな、先生って付けたらいいと思ってんの?」
水「むぅう”う”〜ッッ…」
この人はいふくん先生、僕の担当医。
デリカシーが無くて患者を不安にさせることをよく言う。
僕と同じく入院してる子たちは、逆に気を使わなくて楽で良いらしい。よく分かんないや。
青「また初兎のこと考えとったん?」
まるで心を読んだようにそう問い、手馴れた動作で回診を始めるいふくん先生。
水「そりゃあ、双子だもん。たった一人の弟と離れ離れになったら…」
考えちゃうよ。と、呟く僕の頭を撫でていふくん先生がニヤケながらこう言った。
青「案外 にいちゃんらしい事言うんやなw」
水「お兄ちゃんだし」
そうかそうかーwと笑いながら返事をするいふくん先生。そんな面白いかな?
青「ところで初兎のことばっか考えてるお兄ちゃん、お忘れかもしれへんけどさぁー」
青「今日、お注射の日やで」
水「………」
命日レベルに辛い。すっごく忘れてた。嫌すぎて死んじゃうー!!…なんて、こんな状況では笑えない冗談だね。
逝ってきます。(泣)
昼下がり、きっと今頃いむくんは回診の時間で、おそらく今日はお注射の日。
いむくん、また泣き叫んでまろちゃん先生を困らせてなければいいけど…。
白「うぅ…いむくんに会いたいよー…」
白「今、なにしてんねやろ…」
ごろんと寝転び体を伸ばす、結構気持ちいよね、猫になったみたいで。
白「お見舞いの日は…明後日、か…」
本音を言うと明日、いや今日、今行きたいくらい、圧倒的に今僕、すっごくいむくん不足なんです。
最近で会ったのなんて三日前、三日でも我慢できひんもんはできひんの!!
白「うぅう”う”〜…」
白「いっそ僕も…」
体が弱かったら、なんて、贅沢な願いも甚だしい。
小さい頃、いむくんが散々僕のことを守ってくれた、だから強いんじゃないか。
次は僕が守る番なんや。強くならなアカン。
白「………でも…」
白「やっぱり会いたいわ…いむくん…」
たった一人のお兄ちゃんなんや。おかんとおとんも働いてて、普段家に居るのは僕一人。
おとんは働くのが好きで、仕事ばっかするからなかなか家に帰ってこない。
おかんは比較的帰ってきてくれる。でも甘えてられない、おかんだって疲れてるんや。
いむくんが帰ってきた時、僕がみんなを支えられるように、僕が強くなるんや。
…もう、弱い僕は見せられないから。
続く