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―――20XX年X月X日―朝――
「ふわぁ…(ムニャムニャ」
もうちょっと寝てたいけど
めざましの音が聞こえづらいから
早く起きなきゃいけないなんて…
面倒臭いなぁ
そんなことを思いながら制服に着替える
学校登校中
周りにおんなじ高校の子が
いっぱいいるけど
何話してるか毎日気になっちゃうんだよね~
手話なんてできる人いないから
話しかけられないんだけどね…
…一回は話してみたいな
なんて、笑
学校到着
「…」
トントン
「…?」
誰かに肩を叩かれた
「!!」
『おはよう(手話』
『(ニコッ!』
「!、おはよう(手話」
この子は美琴ちゃん!
同じ障害者同士で仲良しなんだ~
『…_φ(・_・(カキカキ』
美琴ちゃんとはメモ帳を使って会話するんだ
少し音は聞こえるけどやっぱ書いてくれる方が楽
『(今日も朱智くん元気そうで良かった!)』
「!」
「(美琴ちゃんも元気そうでよかった!」
『!(ニコッ』
『(今日も一日頑張ろっ!)』
「ぅん、!(ニコッ」
そんな会話を交わし、俺達は
障害者専用の教室へ行く
美都里朱智(みどりすち)
高校ニ年生
175cm
優しい、マイペース
後天性聴覚障害者
(数年前から音が聞こえづらい)
美琴と仲が良い
虐められ経験有
連載スタート!