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knside.
……………………早くスマイルくんを追いかけなくちゃ。
こんな彼氏でごめんね、俺はスマイルくんだけが大好きだよって、伝えなきゃ。
kn「待っててね、スマイルくん。俺の本当の気持ち、伝えるから」
タッタッタッ…………
スマイルくんがいそうなところは……
1-2の教室?
ガララッ……
kn「あ、シャークん!スマイルくんがどこに行ったか知らない?」
sha「スマイル、ですか?すみません、見てないです」
kn「そっか……ごめんね、ありがとう」
sha「いえ、大丈夫です」
✧• ───── ✾ ───── •✧
smside.
sm「……っ……う……ぅ……ひ…っぐ……」
心では落ち着け、と思っているのに、体は追いつくはずもなく、未だに涙は溢れ続ける。
────きんとき先輩と初めて言葉を交わした、この中庭。
この場所は、一生の思い出の場所だ。
きんとき先輩が女子に振られているのを見て、
俺の名前を聞かれて、
面白い子だと言われて、
笑ってほしいと言われて。
sm「…………ぁ…………っ……」
そんなことを思い返していると、また涙が溢れてきた。
……きっときんとき先輩は、ずっと前から俺に愛想を尽かしていたんだ。
結局、同性が付き合うなんて上手くいくはずがないんだ……
sm「…………もう……帰ろう……」
帰って、思いっきり泣こう。
そして……きんとき先輩と別れよう。
きっとそっちの方が、きんとき先輩も俺も楽に決まってる。
kn「…………ここにいたんだ、スマイルくん」
✧• ───── ✾ ───── •✧
knside.
よかった、途中でNakamuに会えて。
スマイルくん、中庭に行ってたんだ……
────俺たちの、思い出の場所。
きっと、ここで出会った時から、俺はスマイルくんに恋してた。
……ホント、気付くのが遅すぎたな、俺。
────いた。俺の大好きな後ろ姿。
kn「…………ここにいたんだ、スマイルくん」
sm「…………先輩……?」
sm「…………あの女子はいいんですか?誰もいない教室でキスをするほどお互い好きなんでしょう?」
sm「きんとき先輩だって、その女子とのほうが……」
kn「バカ野郎……」
sm「え……?」
kn「このバカ野郎!!俺が好きなのはお前だ!スマイル!!」
sm「え……!?じゃあ、あのキスは!?まさか、浮気ですか……!?」
kn「そんなわけないだろ!!あれは向こうがいきなりしてきただけ!」
kn「……でも、あれは俺が振り切らなかったのも悪い。もしスマイルくんが見ちゃったら傷つくなんて、ちょっと考えればわかること。」
kn「だから、本当にごめん。」
そう言って俺は、スマイルくんの綺麗な唇に口付けをした。
sm「………………え……?」
kn「初キス。これで、俺がスマイルくんのことだけが好きなこと、分かったでしょ?」
kn「俺は、君だけを愛してるよ。」
sm「………………はい……///」
そう言って、スマイルくんは耳まで赤く染める。
kn「これからも、よろしくね。スマイル。」
sm「はい……//きんとき先輩……/」
kn「せっかく恋人なんだしさ、先輩呼びやめてよ〜!呼び捨てして!」
sm「じゃ、じゃあ……き、きんとき……/」
kn「それでよし!」
『あの』
kn「え?」
sm「は?」
kn「何か言いたいことあった?先に話していいよ」
sm「い、いや……えっと……その……今日、きんときを、俺の家に呼ぼうと……思ってて……///」
kn「……え……嘘でしょ……俺も同じこと考えてたんだけど!」
sm「え……?……ふふ……」
kn「あはは〜!こんなこともあるんだね〜w
……せっかくだし、俺の家に来てよ!」
sm「え?いいんですか?」
kn「こら、敬語禁止!うん。……一応、家でしたいことも考えてあるし……/」
sm「じゃあ……お邪魔します……//」
kn「じゃあ、行こっか。」
そう言って俺たちは、静かに指を絡ませ、肩を並べて歩き出した。
はい!一応完結です!
もしこの物語の大人編が見たい方はコメントくださるとありがたいです🌟
Rは書けませんがご了承ください🙏
ハート、コメントお待ちしてます🌟
それでは〜👋